旅好き20人のエッセイと、
「旅の本屋のまど」店長による旅のブックガイド。
エッセイ執筆者は1947年生~1994年生。
登場する旅人は歴史の人もいるので、
平安時代の藤原行成、人類初のグローバリゼーションが実現しペストによって終焉したパクス・モンゴリカの時代のイブン・バットゥータから、プロトラベラー羽石杏奈さんまで。
ほんと、旅って楽しいですよね。
自分、一人で家にいるのが結構好きなもので、
最近のステイホームですっかり出不精です。
動き出せば身も軽くなるんだけど
まだもう少し旅は控えた方がいいかな。
皆さんの旅の提案はとっても楽しくて
ワクワクするものでした。
ただ、杏奈さんだけは、ちょっと違うかなと。
うん。若いのです。
プロということもあるし、「テラスハウス ALOHA STATE」に出演したかたとのこと。
世界中に友だちができて、その後も再会している。
確かに旅先でたくさんの人に出会うけど、自分は一期一会と思っているし、他のかたのエッセイを読んでも、友だちができた人もいるにはいるだろうけど、あえて書いていないのはそれが旅の目的ではないからだと思う。
若い杏奈さんのエッセイには、SNSで「いいね」をもらうことに慣れている世代の、つまり「他人に何と言われようと自分が楽しむ」旅人ではなくて、「他人に見てもらう旅の提案」が感じられました。
勿論それが悪いとは言いません。
そういう時代になっていくのかなと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
☆旅☆
- 感想投稿日 : 2020年7月12日
- 読了日 : 2020年7月12日
- 本棚登録日 : 2020年7月12日
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