わたしは納豆はひとくちも食べられないし、匂いも苦手なんだけど、おもしろく読んだ。ただの「納豆」(失礼)なのにこんなに地理的、歴史的ドラマがあって、ここまで掘り下げられるっていうところがまずすごいと思った。
すごくたくさん文献にもあたってきちんと調べて研究してるんだなっていうのがよくわかるけど、「納豆合宿」とかいって、納豆を実際につくってみて、わーできた!とか無邪気に喜んだり、アジア各地でいろんなツテを頼って納豆づくりを見学したり試食したりしてるところがやっぱり読んでて楽しかった。
高野さんが、なんか納豆の会社の研究機関?みたいなのの顧問をしているというのにも驚いた。ここまできたらもう立派な「研究」だ。ふと興味がわいて追求していってここまでできるっていうのもすごいな、と。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年5月4日
- 読了日 : 2016年5月4日
- 本棚登録日 : 2016年5月4日
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