- ヴァイブレータ スペシャル・エディション [DVD]
- 廣木隆一
- ハピネット / -
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久しぶりに見たくなっての再見。やっぱり最高に好きな映画。あらすじだけを追えば、行きずりの男女を描いた話なので、色々な感想を持つ人がいると思うけど、私には、見ると必ず心が洗われる、癒しと救済の映画です。
2013年3月27日
- わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
- 平田オリザ
- 講談社 / 2012年10月18日発売
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演劇に興味のある人や、演劇教育やワークショップに携わる人はもちろん、そういうのには全然縁がなくて・・という人でも充分楽しめる内容。
オリザさんの本を何冊も読んだことのある方にも、エッセンスが凝縮された一冊としておすすめできる。
2012年11月30日
- 愛の林檎と燻製の猿と 禁じられた食べものたち
- スチュワート・アレン
- 集英社 / 2003年9月26日発売
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食という幸福を、タブーや煩悩と文化の両側面から歴史的エピソード満載で描いている。
むかしむかしの伝説的なレシピの数々を読んでいるだけでも楽しい。
2012年2月2日
- 中年まっさかり (光文社文庫)
- 永井愛
- 光文社 / 2004年3月12日発売
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永井愛さんの痛快エッセイ集。
私の大好きな永井愛作品の誕生にまつわるエピソードも多数あって、演劇をしている自分にはたまりません。
中年、という時代の生き方について、永井さんの日々の出来事やお仕事のエピソードから紡がれる文体は明るく笑いたっぷりで、でも時々チクリとして、まさに、愛さんの作品そのもののよう。
全て読みきりなので、ちょっとした時間でも読み返せるのが嬉しい。
元気を出したいときに鞄にしのばせる一冊。
2012年1月31日
- チェンジリング [DVD]
- クリント・イーストウッド
- ジェネオン・ユニバーサル / -
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実在したひとりの女の戦いを描く手腕があまりに見事。
実際に起こった事件をモデルにしているのだが、出てくる登場人物がいちいち魅力的で俳優達の好演も凄まじい。
特に、主演のアンジェリーナには圧倒された。
俳優志望の方達にはぜひ見てもらいたい。
戦う女性、といっても日本でいえば大正時代頃を背景にした作品の為、女性蔑視は今よりずっと激しい。
そんな中で怒りの感情を爆発させる場面も出てくるが、それでもなお、人物達のファッションや町並みひとつとっても不思議なくらい美しい。
極悪人にさえ当時の時代ならではのエレガンスが溢れているのだ。
久しぶりに胸に深くつきささった映画でした。
2012年1月31日
- 深い河 (講談社文庫)
- 遠藤周作
- 講談社 / 1996年6月13日発売
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人生について、深く考えたい時に、繰り返し読みたくなる。
もう何度目だろう。また読みたい。
2012年1月31日
- ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ (講談社文庫)
- 面髙直子
- 講談社 / 2010年7月15日発売
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実在したGIベイビーの一生を作者が追い、ルポルタージュとストーリーテーリングの手法を心地よく混ぜて描かれた作品。一気に読めた。
良質のドキュメンタリー番組を見ているようだった。
『パール食堂のマリア』参考文献のひとつ。
2012年1月31日
- 新装版 父の詫び状 (文春文庫)
- 向田邦子
- 文藝春秋 / 2005年8月3日発売
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何度読んでもまったく飽きることのない愛読書。
作者自身の幼少期からの父との関係を通して、向田家の歴史が描かれる。太平洋戦争前後からの日本のある家族の姿としても興味深い。
向田邦子のエッセイ集の中でも一番好きかもしれない。
文体の心地よさや次第に情景が浮かぶ筆跡はさすがの一言。
2012年1月31日
- ビロードのうさぎ
- マージェリィ・W.ビアンコ
- ブロンズ新社 / 2007年4月20日発売
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読むたびに、思いもよらぬ瞬間にわけもなく泣いてしまう。そんなピュアな一冊。ぬいぐるみを大切にしたことのある方にはぜひ。そうでないかたにも読んでもらいたい絵本。
2011年9月27日
- 戦後性風俗大系: わが女神たち (小学館文庫 R ひ- 7-1)
- 広岡敬一
- 小学館 / 2007年3月1日発売
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ストリップからトルコ風呂にソープランドまで、性風俗を生業とした女達とのふれあいを通して描いく日本の昭和史でとても面白い。
個人的には、やはりストリップや赤線あたりのエピソードが、人間味があり好きだった。
ソープランド時代に入ると、情緒のあるエピソードがどんどん減っていく。
カメラマンである作者本人の人生と併走している内容が楽しい。
拙作『パール食堂のマリア』参考文献。
*キワドイ写真多数。電車内での読書には注意。
2012年1月31日
黄金町に生きた女達が、写真を通して生き生きと鮮烈によみがえる。
写真に負けない文章量のルポも読み応えがある。作者は女の母国まで足を伸ばして、ある死んだ娼婦を追う。好奇の目のレベルではない、心を寄り添わせて人間へのまなざしが印象的。
拙作、『パール食堂のマリア』参考文献。
2012年1月31日
- シズコさん (新潮文庫)
- 佐野洋子
- 新潮社 / 2010年10月1日発売
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『100万回生きたねこ』の作者が綴る、母との愛憎。家族の物語としてのみならず、戦前、戦後を生きたある一家の生きざまが手に取るように伝わる。
筆圧逞しくぐいぐい読んでしまう。母との関係に悩む全ての女性にオススメ。
2011年3月19日
- 火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)
- 手塚治虫
- KADOKAWA / 1992年12月8日発売
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私のバイブルのひとつ。命について、人間について、恐ろしく壮大に描かれた作品。子供ができたらプレゼントしたい漫画のひとつ。
2012年1月31日