男性作家が書いているのだが、男性目線のみならず、女性の目線でも物語を書いているという印象を受けた。
その中で、僕の舟、イルカの恋、七月の真っ青な空が好きな物語である。
水曜日の南階段はきれいというのは、高校生の甘酸っぱい青春が描かれていて、最後に進学先がバラバラになり、別れてしまうのが切ないと感じた。
イルカの恋は最後に愛しあっていた元男性の女性が亡くなったのを知り、酒を飲み続けた祐介の悲しみと寂しさが浮かんできた。その後のSEXは失ったものの悲しみと寂しさが深い底へ入っていったというような感じで行為をしたと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2014年9月11日
- 読了日 : 2014年9月11日
- 本棚登録日 : 2014年9月3日
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