黒後家蜘蛛の会もの。例のごとく例によって、様々な話題で読者を楽しませてくれる短編集。今作はどこか殺人系の事件が据えられなかった黒後家蜘蛛の会にその色が若干ついてきたのにはちょっとびっくりですね。フーダニットでもハウダニットでもない、とアシモフがあとがきに書いていますが、たしかにそのとおりで、新しい殺人の見方があったり。他にもSF関連の謎や黒後家蜘蛛の会の設立についてなど、いろいろ黒後家蜘蛛の会について新しい知識が増えることもあり、読み続けている読者にとっては、読み応えのあり、面白い作品を集めた作品集でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
推理小説(海外)
- 感想投稿日 : 2010年5月18日
- 読了日 : 2010年5月18日
- 本棚登録日 : 2010年5月18日
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