志乃ちゃんは自分の名前が言えない

著者 :
  • 太田出版
3.92
  • (89)
  • (115)
  • (89)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 1129
感想 : 109
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321802

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同じ吃音当事者としてリアルな描写が辛いところもありましたが勇気を出して読んでよかったです。吃音のリアルがそのまま描かれているので教育学部生必読にしてほしい、、、
    吃音当事者にもおすすめです

  • テレビで映画版を見て本作を知った。
    吃音症の女の子が高校に入学してからの半年間の話。先生の理解はないし、クラスメートからは笑われる。加代との出会いが志乃を変えた。ラストの叫びは志乃が苦しみながらも、時分を受け入れ、前向きに進んでいこうとする宣言に違いない。

  • 押見先生の実体験が元に書かれた作品
    鬱漫画かと思いきや、ハッピーエンドで押見先生の作品ではかなり珍しいなあと思った。
    吃音を持った子が主人公なんだけど、吃音、どもりという言葉を使わないことで、ただの吃音マンガにしたくなかったそう。「どんな小さな事でも、大きな事でも、世界を反転させる何かがひとつだけ、一瞬だけでもあれば、それで生きていけるんじゃないかと。」「とても個人的でありながら、
    誰にでも当てはまる物語になればいいな、と思って描きました。」というあとがきがよかった。

  • 泣いた…
    なんでも出来るけど吃音がでるしのちゃん
    ギターは上手いけど音痴なかよちゃん
    明るくムードメーカーだけどおそらくアスペルガーな菊池君。

    みんな一生懸命生きてる。

    作者の実体験を元に描かれたお話。
    中学生で吃音がでだして大人になっても治らないもんなんだ…
    小さい頃に症状がでるものだと思ってた。
    無知は罪。
    知るきっかけに触れられたんだから調べて少しでも理解出来たらいいなと思う

  •  すごく良かったと知り合いから聞いたので、映画を見ました。

     よくある結末ではありませんでした。吃音を克服してあるべき自分を取り戻すとか、デュオが成功して二人が素敵に成長していくなどのハッピーエンドなら、きっとこんな風に心を揺さぶられることもなかっただろうと思います。
     志乃が苦しく絞り出し、全身で必死に自分の思いを伝えようとする姿から、そのメッセージ以上のものを受け取りました。

  • 言葉にならない気持ちの表現がとても上手い

  • 映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』公式サイト: https://www.bitters.co.jp/shinochan/

    Amazon Prime: https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07NCHWXJJ/ref=atv_dp_share_cu_r

  • 2019/01/29

  • エモに誤魔化されそうだったが啓蒙で終わっているので続きが欲しい。

  • 上司から借りて読んだ。
    切なつらいが、ぐっとくるものがあった。

    本編もだけど巻末のあとがきにかなりぐっときた。
    決して「吃音」という言葉は使っていないこだわり。

全109件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

押見修造の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村 明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×