- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004301356
感想・レビュー・書評
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20130125読み終わった
ウィーンフィル、ベルリンフィルに客演した筆者によるエッセイ。最高峰のオーケストラに所属する団員や裏方とのエピソードがとても興味深かった。どんな曲でも一度聴いたら全部のパートを覚えるよう躾けられているなんて、超人的な才能の集まりだからこそ可能なんだろう。それでいて、演奏する曲は9割以上が知らない曲だったりすることを考えると、気が遠くなる。すごいレベルで弾いているのだと具体的に再確認したので、コンサート鑑賞もより楽しくなりそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウィーンフィルやベルリンフィルという名だたるオーケストラを描いたエッセイで、演奏を聴くだけでは知り得ない裏側が指揮者の視点で面白おかしく描かれています。
前半の内容はコンサートを聴いただけでは決して分からないようなことばかりで非常に面白いのですが、いかんせん文章が散漫で、特に後半のハープの運送屋さんと一日を共にした話はほとんど日記のような文章で読みづらかったです。 -
岩城さんエッセイ好きなので購入。これから読みます。
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著者が関った名門オケと団員たちのエピソード集。
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「ウィーン・フィルやベルリン・フィルの素晴しい音色は、楽員たちのどんな苦心によって磨かれ、華やかなコンサートの舞台裏では、どんな人たちがそれを支えているのか。日本を代表する指揮者として第一級のオーケストラの素顔を見てきた著者が、『楽譜の風景』に続き、興味深いエピソードをまじえつつ、その表情を軽妙な筆致で描き出す。」
書評より -
「図書」連載のエッセイをまとめたもの。気楽な語り口ながら、オーケストラを支える人々の話など、大変面白い。オーケストラとはかくも人間的な集団なのだ。