一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307860

感想・レビュー・書評

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  • まだ遊び足りないことがよくわかった.

    「いちばん楽しい遊びとは、だれも思いついたことのないところへ出かけること」(p.165)

    https://note.com/hidenor/n/n3e2c3d85c180

  • 実用性を意図していないようで極めて実用的。小説は捕まえるもの。真似から始めよう。

  • 著者の小説へのアプローチは、その作家の作品全てを読破することなんだろう。だから、その作家の文体を真似ることができるはず。できる自負もあるはずだ。その背景を知ると彼の真似をするのは大変困難に思われる。でも、自分の好きな作者ではなく、作品を真似てみようと思えば気が楽になるかなぁと思った。やってみるかなぁ、

  • ハウツーでない小説教室。小説のハウツー本はエンタメを除くと大抵無意味だけれど、この本は読む価値がある。

  • とてもいい本だと思う。うまく、楽しくそそのかしてくれる本。書き手としていい感じの人だなっていう印象は間違ってなかった気がする。

  • 先日、ある図書館でカードを作って登録したので、普段なかなか読まない本を借りようと思って手にした本。
    本は人並みより少し多いくらいに読む方だと思いますが、小説とは何か、と問われると漠然としか答えられない。ならばプロの作家は小説をどのように捉えているのか知りたくなって、厚さも程よいものを、という感じで読み始めました。
    とても、面白い。夢中になって、2日間で読み終わりました。
    小説を書けたらいいな、と思うことがありますが、この本は小説の書き方を教えてくれません。それ以前の、小説とは何か、ということをとても分かりやすく教えてくれます。
    この本を読んで、本の読み方が少しだけうまく?なるような気がします。借りた本ですが、そのうち買おうかと。
    読書が趣味、という方は、読んで損はありません。
    ぜひ。

  • 小説の書き方について書いている、というよりは、小説とは一体なんだろうかと問いかけている本。
    小学生にした授業を元に書籍化しているので、全編教えているような口調での記述になっているのが印象的。

  • 技術論的な内容なのかと思ったらちょっと違った。 出だしで興味を持ったが中盤は非常にまどろっこしい。 言いたいことは理解できるし納得感もある。 ただ、全体としてはちょっと合わなかった。 自分の好きな文章を真似ろというのはその通りなんだと思う。 本文で紹介されてる作品はいくつか読んでみたいのがあったのでメモメモ。

  • 何かを教えてもらおうとこの本に期待しない方がいい。著者に遊ばれて終わります。

  • 小説家として有名な著者が、古今東西の様々な文学を通して、小背を書くことを指南した一冊。

    著者自体、様々な文学に精通しており、それぞれの作家にそれぞれのスタイルがあることがよく分かった。

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著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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