- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004314301
感想・レビュー・書評
-
(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
(和書)2013年12月18日 21:33
堤 未果 岩波書店 2013年6月28日
きっかけは岩波書店主催のパネルディスカッションで堤未果さんの話をうかがってからだった。このシリーズを読んで世界の見方が変わってしまった。それで良かったと思う。
アメリカ産の安い肉ときいて買ってしまったが怨念の籠もった肉を食べていると思うと食べられなくなった。知ると怖いことになる。
肉と聴いて昔、柄谷行人さんがフーコーさんもそうだが、ハンバーガーを食うという話があった。それは貧乏人というか弱者というかルンペンプロレタリアというか兎に角金持ちが好むようなものを造るのは軽蔑するという意味でマクドナルドを食うという意味だったと思う。しかしこの本を読んでいると食というものを考えない、安ければいいというようなことでは全く駄目であるということを痛感させられた。
世界の見方と関わり方が変わってくるそういった意味で非常に優れた良書でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブックオフで目についたので読んでみた。
私はダイエットの為に安い外国産の鶏胸肉やオートミールをよく食べていた。それに対して私の兄は「そんなもの食べてもいいことはないぞ」と言っていた。当時は「何を言っているのだ、栄養的に絶対いいだろ」と馬鹿にしていた。
しかし本書を読んで、兄が言っていたのはダイエットのことではなかったのだと気付かされた。米でこれほどGM作物が扱われていることやその危険性を学べた。
また、本書全体を通じて「大きさ」の強さを学んだ。お金の数然り、99%の人数の力然り、積み重ねた知識然り。
もう一年もしないうちに私は社会人になる。そんな私にこれからの社会を生きていく上での危機感を与えてくれた。 -
米国の食料自浄はスゴイことになっている
GMO -
貧困大国というより、鶏、豚、牛等の家畜を大量生産しコストを抑えることによる弊害、遺伝子組み換えの農産物の危険性を教えてもらった。アメリカはそのまま信用するのは危険ということか。
・GM食品
・GMサーモン
・SNAP(補助的栄養支援プログラム)
・奴隷農場 -
先日映画「フードインク」をちょうど見たので、内容がリンクしてて食への恐怖感強くなった。資本主義国と読んで良いのかな、今のアメリカを。
-
格差の拡大がこんなにもすごいのか、かなり驚き。未来を取り戻すにはどうすれば良いんだろうか。。。
-
読みやすかった
-
GM食品、大企業にコントロールされるアメリカの政治
前作ほどの衝撃はなかった。