- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308985
感想・レビュー・書評
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老後のお楽しみにと、面白そうな本をコツコツ買い集めている。
たまに我慢できずに読んでしまう。
まだ読んでいない本が本棚に並んでいるのを眺めるのは、とても幸せである。
そんな無限のワクワクと本への想いが詰まっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一冊の本から、こんなにもたくさんの本の情報を得られるなんて。
当たり前だけど、世の中にはこんなにもたくさんの私がまだ知らない本があるなんて。
軽快な口調の中にも、本を心から愛する気持ちが溢れている文章に、思わず笑みがこぼれた。 -
2014 7/20
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終わらない本棚
読めない本棚
「さみしくない本は、もとより本ではないし、さみしくないなら、本など読む必要もない。」<ロンリー・ハーツ読書倶楽部の本棚> -
吉田篤弘という、ユニークなおじさん。
本業は装丁家。奥さんと共同で仕事をする際に「クラフト・エヴィング商會 」を名乗ります。
吉田篤弘の自宅の本棚に眠る(買ったけど読んでない本が大半だそうだから「眠る」)本たち。
それらを任意のテーマごとに集め、ズラッと並ぶ背表紙たちの写真(見開き)、次に解説(見開き)、という内容。
ところが
「本の解説をするのに、内容に極力踏み込まないように書く」という。
ユニークというか、そんなアホなこと誰もせんやろ的な手法で書かれてるんです。
大半は思い出話。あとは空想とか、作品内作品。
小話が得意なんですよね、きっと。
読んでて全然飽きないです。
冷静に読むと疲れます。
新しいことやるぞ! ノれる奴だけついてこい!
な本なのに、なんだか優しくて素敵です。
文章が柔らかいから・・・だけじゃない素敵さ?
調べてみたら、そんな本ばっかり出してるっぽい。
う~ん、全部読んでみたい。 -
せっかく買ったのにまだ読んでない本があることは、全然恥ずかしいことじゃなかったのかぁ。私みたいに焦ったりあぁ読まなきゃ読まなきゃと思うことのほうが本末転倒、不幸だったなぁと気づかされた。読んでない本は、食べるの忘れてたアイスクリームみたいな楽しみで喜び。ほっとした。
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吉田篤弘さんが所蔵する本たちを「◯◯の本棚」と分けて本にまつわるエピソードを紹介していくのですが、軽いタッチでひどく読みやすく、どれもこれも手に取り読みたくなってくる。持ってるだけで読み終えてないものもあり、積ん読が増えて重くなっていく気が軽くなったw 優れた装幀家である筆者が電子書籍に触れた項が興味深かったです。
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背表紙ってまことに美しい。クラフトエヴィング商會の宣伝めいた項目が幾箇所か散見されたのが残念。
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本の本ではなく、本棚の本というのが面白いと思った。本を読むのも好きだけど、図書館や書店で本が並んでいる様子を見るのも好き。そんな人におすすめしたい。