からすのパンやさん (かこさとし おはなしのほん)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 7419
感想 : 578
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032060706

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  • ●概要
    以下、「磯崎園子 絵本ナビ編集長」より引用

    いずみがもりの木の上には、みんな、からすのうちがあり、
    その中くらいの木に「からすのパンやさん」のお店がありました。

    そして、その「からすのパンやさん」のうちに四羽のあかちゃんが生まれました。
    オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。
    お父さんとお母さんは、優しく大事に育てました。

    でも、彼らのおうちはパンやさん。とにかく忙しいのです。
    朝早くから起きて、パンを作り、お店の掃除をし、お客さんにパンを売り。
    その合間にあかちゃん達をあやしたり、抱っこしたり。
    おっぱいをあげたり、おしめをとりかえたり。
    そのうちに、お店がちらかってきて、お客さんも減っていき…とうとう貧乏になってしまいました。

    それでも、子どもたちは元気に育っていきます。
    お店で売れなかったパンやこげたパンなどは、みんな子どもたちのおやつになります。
    そのおやつパンが、まわりの子どもたちの間で評判になり、みんなが買いにくることに。
    そこで、「からすのパンやさん」は一家総出で沢山のパンを作ります。
    とっても素敵な、変わった形のパンばかり。
    かにパン、うさぎパン、パンダパンにはじまり、バイオリンパン、テレビパン、じどうしゃパンまで、何と80種類以上!
    香ばしいにおいが森いっぱいに広がり、パンやさんは…大フィーバーです!!

    (中略)

    そして、かこさんの絵本はユニークなだけじゃありません。働く家族の姿を、ありのまま描きます。4人の子育てをしながら、自分たちのお店を切り盛りをしていくのは大変なこと。それでも一家は明るく力強く乗り切ります。読んでいるパパやママの方だって元気をもらっちゃいますよね。「からすのパンやさん」が大繁盛していく様子は、40年経った今でも決して古く感じることはありません。

    さて、久々にこの絵本を開いたなら、ぜひ最後のかこさんの言葉を読んでみてくださいね。
    この作品に込めた思いが述べられ、最後にこう言います。
    「もう一度からすたちの表情をみて笑ってください。」

    ●個人的に
    ・発売から40年以上。絵本作家かこさとしさんの代表作の一つと言えるこの絵本!
    ・何と言っても圧巻は、見開きいっぱいに描かれたユニークなパンの数々!!
    ・パンづくりの前に読みたい

  • ちょうど先日ホームベーカリーを購入して、お家でパンを焼いたあとだったので、息子もこんなん作りたい!これ食べたい!と言って楽しそうに見てました。家族みんなで協力して頑張って成功するというストーリーがいいと思います。

  • 娘3歳4ヶ月
    なぜか絵本を怖がってなかなかよんでくれない娘が、「ノンタンピクニックららら」と「からすのパンやさん」は好きでエンドレスで読んでます。

  • 娘1歳1ヶ月。話は長かったので要点のみ拾って読み聞かせる。その日のお気に入りのパンや、自分の知ってる動物のパンを指差して教えてくれる。ねこパンとうさぎパンがだいすき。終盤ではかみなりパンがお気に入り!

  • 2021/01/23 瑞、レストランにて読む

    2021/01/30 瑞、図書館にて借りる

  • かわいいパンがたくさん

  • 5歳の子供が、声に出して読んでくれた。たくさんの種類の本が出てきて嬉しそうでした。

  • こんなパンやさんあったらいいな

    実際に再現パン作ってみたね

  • 3歳8ヶ月の娘へ

  • 娘が大好きな絵本。よく読み聞かせしてと持ってきていましたが、最近は、まだ文字は読めませんがストーリーを覚えているので自分で読んでいます。

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著者プロフィール

加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント福祉運動、生活文化活動に従事。退職後、東京大学、東京都立大学、横浜国立大学等で児童文化教育論、児童行動論を講義。この間、絵本・紙芝居・物語等の創作と著述を行い、伝承遊びの調査研究を行った。絵本には、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マトリョーシカちゃん』『あなたのいえ わたしのいえ』『ことばの べんきょう(全4巻)』『海』『地球』『宇宙』『人間』、著書に『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)『伝承遊び考(全4巻)』(小峰書店)等がある。工学博士、技術士(化学)。2018年没。

「2018年 『だんめんず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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