- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784038144202
感想・レビュー・書評
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クラス24人ひとりひとりを順番に主人公にして、それぞれの視点からリレー形式で繋いだお話。最初の方ではぎこちなかった雰囲気が後になるほどまとまって来ているように感じた。読んだこちらも話が進むにつれてクラスメイトたちと知りあいになっていくような。同じ出来事でもそれぞれで見方や感じ方は全く違うし、ひとりのクラスメイトに対してもその人との距離感や関係性で印象が全く違ってくる。本人のリアルな内面と外からの見え方もまた違うし。バラバラな人たちがたまたま集まったクラスという単位。それってある意味不思議な縁でなかなかおもしろいものだなと思う。
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クラスの一年の後半。読みやすく、自分と少し似たところのある子が見つかりそうだね。
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2019.6.4
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文学
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89:「前期」ではまあこんなもんかなーと思ってたけど、「後期」はすごく好きな感じ。ままならぬものはままならぬまま、どうにかなるものはどうにかなって、みんな大人になっていくんだな。もう一回中学生をやり直したくなった。
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感想は前期にて済。
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お話だとわかっていても、不登校の子の成長に泣いてしまう。まとまりの良い終わり方だった。
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あせって読んだけど、まぁまぁ。
その想いがにじんだらまずいが。
面白かったよ。うん。 -
初めての森絵都。
中学一年生のクラス全員の短編が繋がっていく一年間の話。
自分のこともまだよくわからない、友だちとの関係も上手くいかなかったりする、そんな思春期の気持ちをそれぞれの個性で書かれていて、自分のその頃と重ねたり比べたりしながら読んだ。
1人づつの話なので、友だちにも話さないことや、もやもやとして言葉に出来ない気持ちを上手く捉えて書かれていて面白かった。
あと良い先生だなぁと。こんな良い先生には出会ったことがない。 -
栄光ゼミナール1年3月理科実験。
2013〜2015年中学入試でよく出題された作品。