クラスメイツ 〈後期〉

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038144202

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすくて、あっという間に読み終わりました♪
    24人の中学1年生たち。それぞれが とても生き生きとして、可愛くて読み終わったあと すごくいい気分です(*´∀`)

    この作家さんは 中学生を書くのが ほんとに上手だと思います♪

  • 後期12人。
    2014.6.24

  • 後半もきっちり12人。いじめなどきつい状況の学園ものが多いなかで、それぞれが悩みをかかえながらも、ほのぼの生活を満喫しているようでほっとする。生徒数が少ないせいか。

  • 前期12人に引き続き、後期12人。前期に抱えていた問題も絡みながら、後期が進んでいく。
    たった1年。されど1年。あっという間に成長する彼ら。2年生・3年生とさらにどう成長していくのか、見守りたい気持ちになる。
    色々あったけれども素敵なクラスだったと思います。

  • +++
    日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
    +++

    前期で12人、後期で12人、中学一年のクラスメイトそれぞれが主役になった連作物語である。巻順の貸し出しにチェックを入れ忘れて、後期から読むことになってしまったが、クラスの生徒一人一人が主役をバトンタッチする構成なので、何の違和感もなく愉しめる。中学生の世界の広さと狭さが巧みに描かれていて、ときに痛く、ときに微笑ましい。巷間耳にする中学のクラスのなかでは、平和でしあわせなクラスなのではないかと想像する。二年生に進級した彼らの姿も追いかけてみたくなる一冊である。

  • これだけの個性を書き分け、違和感なくクラスの一年を通して、それぞれの成長をさりげなく書けるとは・・・森絵都さんはすごいなぁ。。。

  • 中学1年A組24人のクラスメイトそれぞれを主人公にした24のストーリー。子どもじゃないけど、大人でもない。そんな特別な時間の中の、出会いや悩みや行き違いを温かく描く。

  • 12才と13才って、たった一年なのになんでこんなにも違うんだろう。小学生が終わって、制服着て学校通って部活動に勤しんで、6年間ともにした子たちと、新しい子たちがもう半分。それだけなのに。それだけがものすごく大きくて遠くて難しい。人間が怖くなるはじまりでもある。
    それらのひとつひとつをとても丁寧に描いていて、ハッとさせられる場面がたくさんある。みんなひとりひとりが抱えてるものが違いすぎて、13才には抱えられないくら重たすぎたりして。愛おしいなって思った。
    これくらいの年齢ってころころと好きな子が変わるなーと懐かしくなったり、甘酸っぱい、ほろ苦い。もう2度と24人、同じクラスになることはない、そのたった一年、うまくスポットをあてていて、良い作品だな、と思いました。
    また、児童向けの本を是非とも書いて欲しいです。

  • 前期に続き、後期も読了。青春!って感じがすごく懐かしい。私にもこんな時があったなと前期に続き、そのように思う。子供とはいえ、やはり悩み事が絶えない。そんな年代である。森絵都だからこそ、描ける世界観という気もする。

  • クラス全員が主人公のアンソロジー

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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