- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784038144202
感想・レビュー・書評
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後編
24人クラスの、12人のお話
それぞれのお話を通して一年間終わりました
清々しかったです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学一年生24人を1人1章の形で4月から3月までの1年間が書かれている。
改めて思う。さすが森絵都。
内容的に重いわけではなく、かと言って軽いだけの類いでもない。
平易な言葉で物事を例えるあたりは、まさに等身大。
また文章のリズム•テンポが良く、音感が心地よい。
この辺りが森絵都の小説の爽やかさの源泉なんだろうと思う。 -
さすが森絵都、子供を描かせて右に出るものはいないのでは。
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「前期」と続けて一気読み。24人のクラスメートそれぞれの思い。中学生ってこんな感じだったよね、と想いださせられる。
章ごとに次から次へと視点が変わり、とにかくクラスの全員が登場人物なので、どの子がなんだっけ?と混乱することもあったが、楽しく読めた。
やはり、森絵都はヤングアダルトものが一番だと思う。もう直木賞とったんだから、いわゆる大人の小説は書かなくていいでしょ。 -
24名の1年A組の生徒たちの秋から春の進級直前までを12名の生徒の目をかわるがわる通しながら描いている。
前編に当たる<前期>でおなじみになったキャラクターたちが、それぞれ勝手なことを思い、しゃべり、行動し、「クラス」として機能している姿がなんともほんわかする。
この物語では脇役になっているんだろうけれど、担任の藤田先生がいいキャラなんだよなぁ。
前期後期通して読み終えるとなんだか自分もこのクラスの片隅に座敷わらしのように存在していたような気持ちになる。 -
等身大の中学一年を描いた連作短編青春小説。24人クラス全員が主人公として登場する展開が面白い。こんな奴がいたなと共感しながら読めた。ドラマ「中学生日記」がこんな感じだったのかなと頭を過る。ちょっと物足りない。
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男女12人ずつの中学1年生1クラスの1年を24人のクラスメイト全員の心模様24章で綴った成長物語。大人が読んでも中学生が読んでも、それぞれ楽しめる1冊だと思います。
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1年を通した、24人の中学1年生の物語。
それぞれの思いの交差にキュンとしました。
大人になるにつれて失ってしまった感性を思い出させてくれる1冊でした。
大人からみたら「え、そんなこと?」ということとも、中学生からしたら大問題。
学校が社会の全てだったあのころを懐かしく思い出しながら読みました。
前期・後期性だったり、1クラスの人数が少なかったり、ネットが当たり前にあるのを目の当たりにして、やっぱり昔と今では違う部分もあるんだなーと思ったり(笑)
面白かった!大人も読むべし。 -
一クラス二十四人それぞれについて一章ずつ綴りながら、中学一年生の一年間が描かれる。大事件が起こるわけではない、ありふれた日々の喜びや悲しみが語られている。すんなり読めたけれど、やや薄いという気もした。