櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006955

感想・レビュー・書評

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  • 表紙のイラストを見て,女の子が見たい男を主人公にしているのが分かった~旭川でアパートを幾つか持っている母に命じられて雑用をこなす高校生の僕は,洋館に住む櫻子さんに呼ばれるとほいほい出掛けてしまう。母から死体が出てくると嫌だからと呼ばれてたアパートの住人は,草刈りに行って優しくされた独身の女性だったが,案の定,遺体だった。でも,チェーンが掛けられて密室。櫻子は植物園に行って,これだとベラドンナを示す。甘エビに誘われて出掛けた増毛で,アザラシの全体骨格と人の頭骸骨を発見して警察に通報するが,近くで揚がった心中遺体は結ばれた舫結びから漁師の犯行と判明した。資産家の薔薇屋敷に行くと,降霊会に参加するように求められ,神父が示したのは,半年前に死んだ女の夫が同性愛相手のスーパーチェーン店のオーナーを告発するための奇跡だった~どう考えても不自然な女主人公と男主人公。旭川ラブだけはよく分かった

  • 櫻子さんのキャラクターは私の好きな感じです。こういうあり得ない洞察力と観察眼でサクサク事件を解決していく作品はストレスなく読めるので楽♪ただ、一つ一つの解決があまりにあっさりし過ぎていて、読み終わったときに「あれ、1本目の事件はあれで解決でいいの?」と思ったのも事実です。骨を余りに愛しすぎる櫻子さんの、周りをかき乱す言動と、それに振り回される少年。こういう構図は他の作品でも見かけますがやっぱり面白く読めます。続きは全て予約待ち。人気シリーズなんですね。

  • 2016.1.5 読了

  • 表現が寒いしつまらない。骨についての知識は少し勉強になったけど、キャラもありきたりだし、口調も寒気がする。話の展開も伏線上手く回収してないし、無理矢理のこじつけを感じる。

  • 北海道旭川が舞台。その土地にあるものや、おいしいものがたくさん出てきて、想像が広がる。
    櫻子さんは骨のエキスパートだから、いろいろ興味深い話が出てきておもしろい。態度がどうかと思うこともあるが、話自体はひきつけられる。今後の展開が気になる。

  • レビュー書くために読み直したら、知らないうちにアニメ化されてる...

  • さっくり読み飛ばしながら。
    ミステリーもの。
    話の筋を追って読者が推理するというより、骨の知識で櫻子さん(探偵役)が謎を解明する。

    女性に振り回されるワトソン役の男性、ということで『GOSICK』(桜庭一樹)と『お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿』(藤野恵美)を思い出した。
    他にも結構ありそうだな。

  • シリーズで買っていたのに、アニメはじまってやっと1巻を読み終わりました。北海道愛に溢れた地の文が沢山なんですが、事件の解決の後味が悪いものが、多い気がします。櫻子さんの相方巻き込まれ体質というか、食べ物につられて毎回災厄にあっている、正太郎君の語りです。
    骨については詳しくなれますが、アニメ見てしまうと、文章で部位を言われるより、映像でココって表現される方が断然分かりやすいですね。

    目次
    プロローグ
    第壱骨 美しい人
    第弐骨 頭(こうべ)
    アニメ➡「骨愛ずる姫君」第1話
    第参骨 薔薇の木の下
    エピローグ

  • 会社の方がお子さんが読んでいたということで貸してくれたライトミステリー。

    舞台は北海道の旭川。
    主人公、舘脇正太郎は骨を愛するお嬢様のペースにいつもまきこまれ、事件に遭遇する。

    短編になっているので読みやすかった。
    初めてライトミステリーを読んだけれど、案外難しい漢字が多かったり、予想外の展開がありおもしろかった。

  • 2015/10/13
    移動中

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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