櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.30
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本棚登録 : 2369
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006955

感想・レビュー・書評

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  • 前から気になっていたシリーズ。1話目を読んだときには、櫻子さんの性格や主人公の母親の雰囲気が好きになれなかったが、2話目以降は慣れもあり、楽しく読めた。

  • ライトミステリにしてはしっかりと人が死ぬミステリ。探偵役の櫻子さんは中々癖が強いし、まだ高校生と言うこともあるのか、聞き手役の正太郎くんは言動や行動が今ひとつ足りないのが、読んでいて気になるところ。今のところ標本士という職業が生きる事件ではないけれど、続巻ではそういう事件もあるのかな

  • 大泉洋をモデルにした人物が出てくるシリーズと聞いて読み始めた。1巻はまだ登場せず。「骨」というキーワード色は思ったより薄い。せっかくなのでシリーズ読み進める。

  • 読了

  • 題名だけ知っていたのでなんとなく気になって手に取りました。骨、という衝撃的なものが中核にはありますが、易しい物語でした。シリーズものの続きを読むかは保留です。

  • 作品自体はアタマの片隅にあったのですが、たまたま書店でみかけて読んでみよう、と。すでにアニメ化、ドラマ化ともされているのですね。文庫としても15巻まで続いているようですから、世間からはだいぶ遅れてようやく初巻を読了。
    櫻子はこんなキャラ(=男性的)なんですね、知念実希人の天久鷹央と似てる気がします。個人的には表紙イラストのイメージそのままに女性性が前面に出ているほうが、より骨好きという変人ぶりが際立つのでは、などと思ってしまいますが。
    櫻子と正太郎が関わる事件はいずれも”事後”である点は物語として”動き”(現在進行形で事態が刻一刻と変化していくこと)が少なくなり、少々退屈な面もあるかと感じます。この点は続編以降で様々なパターンが登場することを期待。
    また設定の舞台は旭川市で、なぜかと思えば著者ゆかりの地なのですね。ライトノベルではあまりみかけない設定ではありますが、地元視点ならではといった場所や名産が随所に盛り込まれている点は作品に彩りを添える効果につながっていると思います。
    ということで標準的な評価として星3つを付けました。次巻以降にも期待、ということで続編へ進みたいと思います。

  • 旭川の北鎮記念館で紹介されていた本。実に面白かった。ところどころ出てくる北海道の風景を、自分の記憶から呼び出して、当てはめながら読みすすめるのが心地よかったな。

  • 初めての北海道ご出身太田紫織さん。数年前、観た記憶がない観月ありさ主演大コケドラマ原作。見た目クール美人の櫻子さんはツンデレでお骨に異常に執着する変わり者。ワトソン役の少年と北の街旭川を舞台に、あんな事件こんな事件を解決するライトミステリー。

  • 「美しい人」
    裏切られた先に求めたのは。
    ただ話し合いや自らが引き下がるなんて真似をするよりも、彼に精神的ダメージを負わせ自分の犯した誤ちを認めさせるには有効的だったろうな。
    自分の妹と婚約者が不倫関係にあるだなんて知った時の心情は計り知れないが、悔しいや苦しいよりも何でという疑問しかでてこないかもしれないな。

    「頭」
    砂浜に行ってまでする事は。
    彼女らしいといえば彼女らいしいが、態々海に来てまで骨を探し歩く人など早々居ないだろうし彼も彼でそれに付き合う人も珍しいだろうな。
    偶然見つけた頭蓋骨から始まった事件への関与だったが、彼女の助言がいくら正当だったとしても彼がそれを聞き声を上げたからこそ事件は解決したのだろうな。

    「薔薇の木の下」
    彼の死に隠された秘密を。
    真相を知っているのに何故あんな茶番をする必要があるのかと思えば、彼が傷つかない為と言う割に自己保身をしたいからという方が強そうだな。
    正義というのは自分勝手に振りかざすものでは無く誰もが賛同せねば、それはただの独りよがりなエゴである事に彼は気付けなかったのだろうな。

  • 地主の娘のお嬢様、櫻子はとにかく「骨」が好きな変わり者。その知識を活かして「僕」と事件の謎を解く…という筋書きのミステリ。
    メインヒロインは頭が切れる変なやつで妙なグイグイさで事件に首を突っ込んでくる、みたいな部分はまあ既定路線感だよな、というところアリアリなので「骨」というキーワードなり、何かオリジナリティのあるところが今後にどう繋がるんだろう。な1巻目

    雰囲気、で流さず描写や説明が必要なところはきちんと活字で描写されているのは言葉足らずのラノベが増えた中で好感触。知識に裏打ちされてる感も個人的に好み。櫻子さんのエキセントリックさのキャラ立ち度合いもいい感じ。

    ミステリ部分が、「〜という条件を満たす相手が犯人だろう」(それまで、「犯人候補」キャラが居たりするわけではなく条件が提示されるだけ)→「後日、犯人が逮捕されそれは櫻子さんの推理通りだった」的に話が進んだりするので「犯人はお前だ!」な空気のミステリ慣れしているとそこらへんの若干のまだるっこさはある。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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