櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006955

感想・レビュー・書評

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  • 2017/4/29川西市立中央図書館から借りた。

  • 17年春に観月ありさ主演でドラマ化。タイトルは聞いたことがあったが、たくさんシリーズで出てるんだ。インパクトのあるタイトルだが、実際に死体の上に立ってる訳じゃないんだって初めて知った。旭川が舞台とは変わってる。旭川と云えば、わたしの中では小路さんだったが、新たにインプットされた。もう少し、このシリーズは読んでみよう。

  • 骨が何よりも好きなお嬢様(でもガサツだよね)が事件に出くわすライトミステリ。ミステリ部分の事件はたしかにライトといったらライトなんだけれど。読み心地は案外と思ったほどライトじゃないかも。なんせ骨だしねえ(苦笑)。
    キャラ立ちがあるのでさくさく読めるけれど。櫻子さんのキャラがいい意味で予想と違ったなあ(笑)。なんなんだこのド変人キャラはっ。無神経だし辛辣だし、でもなんだか憎めません。振り回されるのは大変だけれど。

  • 骨の精緻なたたずまいの魅力は共感しますがまさかグツグツ煮込んで組み立てるお嬢様とは…なかなかインパクトあります。
    婚約者の在原さんも気になるし現実と掛け離れた世界の楽しさがあります。

  • まあまあ。

  •  アニメーション版から。

     これはなかなか一筋縄ではいかない主人公櫻子さんですな、そういう印象を残す第1巻である。
     もちろん一本気なリケ女を想起させる櫻子さんの人物造形は嫌いではない。というより本巻の「霊」絡みの話しなんぞは、霊の存在に右往左往する周りにイライラする櫻子さんの方がよほどマトモ。
     ただし、本物の研究者は判らないことを真摯に認めることができるので、物腰柔らかなんだけどね…。若さかな?。

     一方の物語。「死」をもって「生」「生前の生き様」を問いかけるアニメ版よりも、死に至った人間の業・悪徳・汚濁を暴く傾向を感じる。そういう意味ではビターな読後感である。勿論、甘々で終始するような作品よりは遥かにまし。

  • 美人で笑顔が素敵な九条櫻子。地主の家系であるため大きな屋敷に暮らすお嬢様だが、彼女には一風変わった嗜好がある。それはあらゆる死骸から取り出し組み立て標本を作るほど、骨を愛していることだ。とある事件をきっかけに知り合った高校生の僕、館脇(たてわき)正太郎は今日も彼女に振り回されている──。のちにシリーズ化した作品の第一弾、3つの話を収録。
    北海道舞台の飯テロ小説(笑)と聞き読了。当初櫻子の話し方を含めたキャラクター像が苦手で読みづらかった。いくら美人だからってこんな変人とは関わりたくない。作中に名前だけ出てくる櫻子の婚約者、在原直江(ありわらなおえ)は一体どんな人なんだ。その櫻子に慣れたことと、後に目的どおり北海道の特産物紹介が出てきたことで読み進むようになった。特に後者について、地名を含め詳細に紹介しているので参考になる。やっぱり北海道へ行きたいなあ。主人公2人の出会いのきっかけなどは明らかにされず、また2巻からも北海道の紹介があるだろうから、続きは読むつもり。

  • 謎解きはあっさりしているキャラ中心のライトミステリです。
    櫻子さんの人物造形が、外見だけが良い我儘で人の痛みに鈍感な人に見えてしまうのでちょっと苦手。

  • 作者さんの他のタイトルが好きなのでこちらも読んでみた。薔薇の木の下が切なくて好き。

  • 雰囲気は好みなんだけど、ちょっとどんなジャンルの話なのか説明が難しいですね。
    そりゃ、ミステリではあるのですが、犯人捜しにそう興味のあるでなし、法医学ものとしてはちょっとライトな感じだし。
    もちろん、死体がでてくるので日常の謎とも言えないしね。(^^;
    主人公キャラクターの性格付けは、ちょっと破綻している感じが好み。
    ちょっとしたグルメ要素も楽しいですね。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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