心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹 (角川文庫)
- 角川書店 (2013年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041009116
感想・レビュー・書評
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読みやすい。
読み続けてきたから読むが、だんだん登場人物にイラッとくるようになった。
八雲のふてぶてしい態度。そんな揚げ足取りには会話が面倒くさくて近寄りたくない。人としてもう少し改めてほしい。
後藤さんの暴力と話を聞かずに怒鳴る姿勢。まともに会話できないような人が刑事って最悪。
キャラが際立ってきたのか、私に余裕がないのか、どちらだろう。 -
外伝シリーズ1作目
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読み始めて「なんだか劇みたい」と思っていたら、あとがきで「本作は脚本でした」と。あーやっぱり。
リアクション大きいものね。
ストーリーとしては楽しめました。 -
話自体は面白いが、やはり文章が下手で読みにくかった。
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救いがない。なんかもう負の連鎖過ぎて…なんだか…ねぇ。そしてたんたんとしている八雲先生。うーん。
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舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」の文庫を読破。
これは何年も前から作品名だけは知っていて。
でも舞台の演目なので観劇しに行くことも叶わず。
どんなお話なのかとても気になっていました。
巻末見たら連載掲載新聞に地元の新聞が乗っていました。
あー、このことだったのか……。
残念ながら、私が取っていたタイプの地元紙には掲載されてませんでした(>_<)
うぬう。
さて、このANOTHER FILESは八雲を取り巻く人物たちに焦点を当てた作りになっています。
今回はドジっ子メガネ属性の石井さんがキーパーソンとなっていて。
これが女の子ならば萌えキャラになるんだろうなwww
なんて思いつつ読んでいました。
ただ、内容は決して笑いごとではなくて。
石井さんの高校時代に秘められた出来事。
それは、石井さんの同級生が殺害されたことから始まったのでした。
捜査が進むごとに石井さんと縁のある人物たちが現れて。
石井さんはどんどん心の闇に捕われていってしまう。
その闇は深く、同じ境遇にいた真琴さんの言葉も届かないくらい。
同じ境遇と言ったけれど、そこから先の心の持ちようはまったく違っていましたね。
真琴さんは前向きに捉え、そして向き合って生きてきて。
石井さんはずっと忘れようと抑えつけ、目をそむけてきて。
今回は事件云々より、石井さんを闇から解放する、そんな感じでしたね。
後藤刑事も相変わらずまっすぐ過ぎる刑事っぷり。
みんな不器用なんだよな。
まあ、器用な人間なんていないだろうな。
不器用なりに生きて、がんばって。
それが他人の目に「器用に」生きている、と思われているのかもしれない。
読み終わった直後は、
だからと言って、彼らがやったことは絶対許せない。
そう思っていました。
でも時間がたって、こうやって感想を書いていてふとそう思いました。
でも――
やっぱりやっちゃダメだし、私はそれを正当化しちゃダメだと思う。 -
数時間で完読出来るのが、作者の筆の力。
内容は現実感がないけど、それが八雲ですから。
そして後藤さんには、刑事であって欲しいと、改めて思いました。 -
分かり合うって難しいことですね。
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