- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041043554
感想・レビュー・書評
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ホラーというよりミステリとして楽しめました。怪異そのものではなくてそれ以外の怖さが読みどころですね。文体も好みです。
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こわいとまらないこわいおもしろいこわい
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前作の『ぼぎわんが来る』に続き
オカルトライターの野崎と真琴が出てきて
怪異を探り退治するお話。
前作は民族信仰の怪物。今回は都市伝説の怪物。
生きている人間が呪いの発祥ということは
生きている人間が一番怖いということで。
どんな怪物も太刀打ちできない業の深さ。
『リング』もどきの話はまったく怖くなく。
ホラーでもなんでもない。
ただのエンターテイメント小説だった。
2時間ほどで読了。コミック1巻ほど。
そもそも、『リング』を全く良い作品とは思っていないから
この作品も私には面白さがわからない。 -
「この怪談を聞くと、死ぬ」。
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「ぼぎわんが、来る」から二年後の設定。
前作を読んでから間が空きすぎた。続けて読んだらもっと楽しめただろう、少し悔しい。
澤村氏はデビューから日が浅いので著作は少ないですが、ホラー小説らしいホラー具合が
絶妙で好みです。明確な恐怖の対象と、読者をぐいぐい引っ張っていく展開がいいですね。
しかしホラー好き=キモイとか、黒髪ロング=貞子扱いとか、了見が狭くて悲しいですよ。
一般的じゃないのは重々承知だが“彼女”の趣味嗜好がけなされる度、私の胸も痛みました。
澤村氏も嫌な思いをしてきたのだろう。今回も恨み節が練り込まれている気がしますね。 -
初めて読む作家さん。
都市伝説+「リング」+ミステリーな作品だった。
ホラーとしては、表現が控えめだったので全く怖くはなかったが、後半のミステリー部分が意外に面白かった。前半はあまり面白く感じなかったので、途中でやめなくて良かったな。 -
ぼぎわんに引き続き、野崎や真琴が登場し何とも嬉しい再会。
今回は都市伝説ホラーだと思いきや、ホラー要素は少なめの人間の方が怖いよね、のパターン。
しかし上手いなぁ。
人間の心の闇と都市伝説が融合されていて、オカルト好きには堪らない。
次作も手元にあるので早速読んでみることにします。 -
いやーこわかった面白かった。最後、あっこのひとってそうだったの?って思う部分もあり。ホラーできちんとこわいのに、それだけじゃなくてエンタメ的な面白さもある。次の作品もぜひ読みたい。