ずうのめ人形

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.85
  • (53)
  • (88)
  • (72)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 515
感想 : 99
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041043554

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホラーというよりミステリとして楽しめました。怪異そのものではなくてそれ以外の怖さが読みどころですね。文体も好みです。

  • こわいとまらないこわいおもしろいこわい

  • この物語を聞くと、四日後に死ぬ。
    そもそも戸波編集長が女性だってことを読み漏らす。

    最後の方里穂のマンションに行った時に初めて気づく。
    注意力無さすぎな自分にがっかり。

    序盤より後半のがスラスラ読めたかなぁ。
    人の記憶って自分の都合良いように書き換えられてしまうもんよね。
    いじめられたことは覚えてるけど、いじめたことは覚えてない。そんな呪い。
    戸波さんがゆかりちゃんのママとは。
    湯水さんが旦那さんとは。
    いろんな伏線があって、ふむふむ後半は読めました。

    自分以外みんな不幸になれば良いのに。自分が不幸なんだから。って安易に呪いばらまいたらダメよね。

    戸波さんが2人にDVDと本を送ったのは何故?

  • ホラーのわりにミステリ的だなと思わされる要素があって面白かった。確かに伏線がいたるところに入ってるんだよね。これは映像化しても面白いかもと思うのだけど。
    都市伝説のひとり歩きって怖い。起こりと伝播が気になる。

  • 前作の『ぼぎわんが来る』に続き
    オカルトライターの野崎と真琴が出てきて
    怪異を探り退治するお話。

    前作は民族信仰の怪物。今回は都市伝説の怪物。

    生きている人間が呪いの発祥ということは
    生きている人間が一番怖いということで。
    どんな怪物も太刀打ちできない業の深さ。
    『リング』もどきの話はまったく怖くなく。
    ホラーでもなんでもない。
    ただのエンターテイメント小説だった。

    2時間ほどで読了。コミック1巻ほど。

    そもそも、『リング』を全く良い作品とは思っていないから
    この作品も私には面白さがわからない。

  • 「この怪談を聞くと、死ぬ」。

  • 「ぼぎわんが、来る」から二年後の設定。
    前作を読んでから間が空きすぎた。続けて読んだらもっと楽しめただろう、少し悔しい。
    澤村氏はデビューから日が浅いので著作は少ないですが、ホラー小説らしいホラー具合が
    絶妙で好みです。明確な恐怖の対象と、読者をぐいぐい引っ張っていく展開がいいですね。
    しかしホラー好き=キモイとか、黒髪ロング=貞子扱いとか、了見が狭くて悲しいですよ。
    一般的じゃないのは重々承知だが“彼女”の趣味嗜好がけなされる度、私の胸も痛みました。
    澤村氏も嫌な思いをしてきたのだろう。今回も恨み節が練り込まれている気がしますね。

  • 初めて読む作家さん。
    都市伝説+「リング」+ミステリーな作品だった。
    ホラーとしては、表現が控えめだったので全く怖くはなかったが、後半のミステリー部分が意外に面白かった。前半はあまり面白く感じなかったので、途中でやめなくて良かったな。

  • ぼぎわんに引き続き、野崎や真琴が登場し何とも嬉しい再会。
    今回は都市伝説ホラーだと思いきや、ホラー要素は少なめの人間の方が怖いよね、のパターン。
    しかし上手いなぁ。
    人間の心の闇と都市伝説が融合されていて、オカルト好きには堪らない。
    次作も手元にあるので早速読んでみることにします。

  • いやーこわかった面白かった。最後、あっこのひとってそうだったの?って思う部分もあり。ホラーできちんとこわいのに、それだけじゃなくてエンタメ的な面白さもある。次の作品もぜひ読みたい。

全99件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『などらきの首』『ひとんち』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

澤村伊智の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×