幼女戦記 (1) (角川コミックス・エース)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051252

作品紹介・あらすじ

超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!? 魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、なぜかエースとして祭り上げられ……?

感想・レビュー・書評

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  • アニメ1期及び劇場版視聴済。
    アニメが気に入ったこと、漫画の評判が良いこと、戦術戦略の描写は文字及び絵の混合媒体である漫画が最適であろうことなどから、漫画を読んでみることにしました。原作は未読。
    噂に違わぬ良い出来で、続きも期待です。

    ◆動機の乏しい物語
    私は物語を読むとき、キャラの動機を重視します。
    特に「何故生きるのか?」という問いは、異世界転生物には必要不可欠なものでしょう(異世界転生物が大量生産され、文脈が成熟したことにより、動機にこだわらない物語も増えているでしょうが)。
    人生リスタートです、となったとき、生きるモチベーションはどこから湧いてくるの? ということですね。
    一度「死」を体験しているため、生前での死への忌避と比べるといくらか減じると思いますし、対して生きる動機を描く重要性は増すように思います。
    さて翻って本作はどうでしょうか。
    本作にも動機は書かれています(厳密には、本巻には無かった……かな?)。
    が、それは取ってつけたような、薄っぺらいものです。
    でも、本作は面白いんですよね。
    物語の面白さのひとつとして、動機の公私(ミクロとマクロ)の重なりや、動機による成長や、動機完遂によるカタルシスなどがあるでしょう。
    本作は動機の物語でないけど、面白い。
    本作が描いているのは、ドイツを元ネタとした戦闘と戦術と戦略。
    それも、対ドイツ視点での「倒すべき悪しきドイツ」像でなく、ドイツ側の視点での物語。
    とても興味深いなぁと思います。

    ◆すれ違い漫才感
    アニメより多めに内語が書かれているので、あっ内面ではこんなにすれ違っていたんだと、ちょっと新鮮。
    ギャグパートも楽しめそうで、期待です。

    ◆自称神
    神自身が転生させていると言ったときから「おや?」と思っていましたが、ユダヤ教系譜というより、仏教に親和性の高い神ですよねw
    輪廻転生も解脱も涅槃も、用語的にも思想的に仏教系ですしw
    まぁいずれも人の解釈によって成立しているものなので、実像といえる神はこの「自称神」なんだ! と言えなくもないですけど、その辺結構雑なのかなとちょっと面白いです。
    このあたりも、前述の動機の話と同じで、あくまで書きたいものを書くための舞台装置的なものかなと感じます。

    ◆絵の素晴らしさ
    いやー、漫画版の絵、素晴らしいですね。
    少女漫画とまでは言わないけど、背景含め繊細で美しいタッチです。
    このくらいの塩梅の絵、好きなんですよ。
    それでいてターニャの邪悪な笑顔も突き抜けていて、欲しいものが揃っている感。

    ◆解説が丁寧
    まめに歴史等の解説が入っていて、テンポを悪くするんじゃと一瞬思いましたが、いやこれ良いですね。
    書き方が軽めなので、読んだとき重くなり過ぎず、かつ理解しやすい。
    歴史に知見のない私には、良い塩梅に思えました。

    良さげなコミカライズに出会えて、嬉しいです。

  • 社畜だったのかな。
    淡々と仕事する人事担当だったとしても、社畜だったかどうかはわからない。
    自身の働き方はしっかりマネジメントできてたのかな。
    色々やってらんねーと思いつつも、なんだかんだで軍人思考がとても似合ってるみたいだけど、全てを上に管理される立場というのは、今までとはかなり違うのではないかなとも思う。
    どんなに優秀だとしても、あくまでもリーマンだったのだから。
    とすれば、軍人稼業は彼の生来の性質に合ってたということか、それとも完璧リーマンは上にすべて合わせることができるということか。

  • 絵に癖がないので読みやすい。近代戦争の知識がなくも楽しめるように解説が入っているのは親切。

  • アニメの方が好きだな

  • 中隊長イーレン・シュワルコフ中尉とターニャの心のやり取りが面白かった。
    あとわがままボディにも

  • うーんハマらなかった。
    最初の神が固有名詞とかを出して、キリスト教・ユダヤ教・仏教で半端にちゃんぽんになっているっぽいのが気に障ったのと、あらゆるキャラクターの外国映画の吹き替えのようなくどい説明口調をうざく感じてしまった。

  • 超合理的エリートサラリーマンが神の怒りに触れ、魔法と戦争の世界に女の子として転生させられる。

    そこで彼女は平和と安寧を求めて前線を駆け抜ける。
    第一次世界大戦っぽい世界での魔法と銃で彼女は生きる。
    金髪碧眼幼女11歳の魔道少尉として。

    ノリとしてはヘルシング系ハートマン軍曹で勘違いがいっぱい。
    ネットミームも懐かしく面白く読めた。

  • 夫の蔵書。

    読んだら面白いよ!とおすすめされたので読み。
    アニメは放映時にチラ見してたくらい。

    どこからどこまでが実際の軍事用語なのか、ファンタジー用語なのかわからずに読んでいたのだが、後で夫に聞いたら「魔法以外はだいたい実際に使われてる用語」らしい。

    幼女なのに内面はどこまでもシビアでロジカルなおっさん、ってすごいギャップだな。
    続きも読む。

  • 一つの絵に対して文字が多く、設定の細かさの割に絵で伝わらないと感じました。これなら小説が良いなと。あと話飛びがちで、どこで切り替わったのかが分かり難い。自爆?って思うシーンあり。

  • 幼女戦記のコミカライズ第1巻。原作小説がアレなので仕方がない面はあるけれど、やっぱり分かりにくいし読みにくい。絵柄もちょっと混み入っているので、もう少し線が減らせるといいかな。
    こうやって小説とコミックに目を通してみると、アニメ化スタッフの神っぷりが際立つというか。この原作を、よくあそこまで分かりやすく表現したな、と。

  • 超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!? 魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、なぜかエースとして祭り上げられ……?

    アニメで興味をもったので手に取ってみたけど、先に大筋を知っていて良かったなと思ってしまうくらいには文字が多い。
    しかも専門用語と横文字のオンパレードなので、半分以上流し読み状態だった。一応注釈つけて分かりやすくしてくれてるんだけど、もう読む元気がない。
    ひとまず細かい部分は目をつむって、ターニャちゃんの活躍は普通に楽しめる。ちょいちょい幼女であるが故の可愛らしい一面が見えて微笑ましい。会議の際にそっと椅子を用意されてるとことかすごい可愛い。
    若干アニメと違う点もあって興味深い。存在Xというか神様って古今東西のみんないる設定なのか。
    あと予想以上にヴィーシャが美人さんだった。

  • 話があっち行ったりこっち行ったりするので少々とっちらかってる感じはあるが、原作(未読)だとこのあたりしっかりと描かれているのだと想像はする。原作本は物理的にヘヴィと聞いているが、つまりOverloadとかと同じ販売チャンネルかな。とは言え、モデルがあの辺りの帝国とあの辺りの帝国のアレな部分をミックスしてて相当にアレな舞台となっているところには非常に好感を持たせてくれる。原作共々今後追ってみたい作品である。

  • 本屋でずっと気になっていた漫画。ゴテゴテの戦記ものだったらどうかなあ、と思っていたのだけれどまさかこんな話だったとは。
    主人公のキャラがとてもいい。そしてことごとくすれ違っていく様がいい。

    小説はどんなものなのかわからないけれど読みたくなってきた。漫画みたいにテンポのいい話なのかな読みたいなあ。

  • 日本のサラリーマンが転生して精神はそのままに幼女の身体で戦地で闘うというSF作品。幼女✕ミリタリー萌えなのかと思ったけど、ほぼ萌え要素はなし。デレないし、中身はおじさんだし。タイトルとこの中身のギャップが上手いなぁ。

  • ~3巻
    幼女の活躍場面は好き。
    過去や神の話はちょっと退屈。
    今後に期待。

  • アニメと全然違うのにビックリ、むしろ更に良い

  • ターニャの心の声がうまいこと表れている。しかしそれにしてもこの幼女、つくづく幼女っぽくない。

  • 間違いなく2016年のベストコミック。
    これだけテンションの上がる漫画も久方ぶり。
    ターニャさんが想像以上にヒャッハーしてました。
    ノベル版のファンの方は是非、お読みください。

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