検事の本懐 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2388
感想 : 187
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066591

感想・レビュー・書評

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  • 検事時代の佐方さんも素敵。見た目はショボいけど人間的には素晴らしい。柚月さんの描く男達は本当に魅力的だ。どの章も良かったが最後の『本懐を知る』には泣かされました。

  • 佐方貞人シリーズ第二弾。若手検事時代の佐方を描く短編集。
    鋭い着眼点と熱い正義感、そして罪に対する厳しい姿勢という佐方の基本姿勢は変わらない。本作はこうした佐方の姿を周りの人間の視点から描き出す。
    短編なので当然深みがあるとは言えないが、彼のルーツや、彼を構成する要素が垣間見えて興味深かった。
    続作も読まないと。

  • ある検事を描く連作短編集。その最終的な主人公となる佐方という若い検事の人としての芯の通った誠実さに心打たれる。面白い。柚月裕子さんの本を何冊か読もうと思う。

  • 佐方さんはかっこいいと思うけどあんまりハマらないなぁ…5話目をいい話にしようとしてたけど登場人物全員にイラついた。佐方父は息子のことは全く考えなかったのかな?

  • 佐方貞人の人間性に心打たれ、すっかり大ファンとなりました。冷静な分析力と判断力そして行動力、特に青臭い情があるとこが魅力的です!今後も懸命に生きる人の姿を書き記して下さい!

  • 佐方さんシリーズは、最後の証人に続き2作目。
    短編だけど、一話一話しっかりと楽しめた。
    前作よりも、より深く佐方さんの人柄や信念を感じることができて、ますます好きになった。
    絶対に次も読みたい。

  • 佐方シリーズ第二弾!!面白い!

  •  不本意の代償。懐の中は生前には明かさない。苦渋の様は測れない、訳がわからず苦悩。
     権力を振りかざす組織が被る恥辱は、探求を諦めない当たり前の平常心がなせる成果だった。
     "お前の手柄は俺のもの"、現実でも多数いらっしゃるジャイアン気質な人達がタジタジになる判決と解決は納得感が高まる嬉しい流れ。期待した通りでも幻滅はない。主人公の人物像がそうさせるのだろうか。
     続編も楽しみである。

  • 佐方貞人、ぶれずに自分の信念を貫けるカッコいい男。
    ストーリーも良い!
    大藪春彦賞受賞作。

  • 佐方検事かっこいいですね。
    プロとしてやるべき事を淡々とこなすが、確固たる信念を感じる。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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