ひとり旅日和

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041085530

感想・レビュー・書評

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  • ひとり旅をする楽しさが描写されていた。ひとり旅を通して主人公日和の物事に対する捉え方が前向きになっている。また対人関係が苦手でもいいと自分に不向きなことをそのまま受け入れられる内面的成長が印象に残った。

  • 「茹で卵と干物定食」
    初めての旅に。
    ミスが多ければ注意するのは当たり前だが、言い方を一つでも変えるだけでも受け取り方は違うだろうな。

    「蕎麦ととろとろ角煮」
    朝から急いで。
    一人旅だからこそ良かったものの、もしもの可能性を考えて違う時間のことも調べておくべきだったよな。

    「牛タンと立ち食い寿司」
    お使いもして。
    滞在時間が判断の基準になる場合もあるが、それよりも満足したと思える方が何よりも重要なことだよな。

    「海鮮丼とハントンライス」
    再会したのは。
    同じ日に行くとしても目的地は各々考えているのだから、本当に出会えるなんて誰も予想しなかっただろ。

    「博多ラーメンと鯛の兜煮」
    SNSで知った。
    ガイドに載っている場所なら安心というのもありそうだが、せっかくの旅行ならば少し冒険も楽しいだろ。

  • 後で知ったので補足
    ひとり旅日和→縁結び→運開き→福招きの順に発行

    居酒屋ぼったくりで知った作家さん。「マチのお気楽料理教室」のようにぼったくりの空気感が続くのかと思いきやひとり旅。
    いいですねえ、ひとり旅。楽しいよね。と思いながら読んだけど、東京在住だと旅行するの優位だよね。羨ましいなぁ。

    そしてどこで勘違いしたのか、最初ひとり暮らしをしていると思ったのが実家暮らしの描写が出てきて驚いた。旅行は帰省の時くらい…って書いてなかったっけ。

    私もパワースポットではないけど神社巡りにハマった時があるから、また行きたいなと思った。いつもは高速バスと電車の移動がメインだけど、飛行機で行く特別感も味わいたい。

  • 主人公を好きになれなかったのが残念
    同族嫌悪もあるのかも

  • 軽くて楽しい。息抜きには最適。いいガイドブック。

  • 自他共に認める人見知り女王がひとり旅を通して知見を広める話。
    私も同じ性格だから共感ありまくりでした。

    旅行にも興味があるから余計に行きたくなりました。

  • 人見知りで要領もよくないせいで日々暗く過ごしている日和が「ひとり旅」という趣味に出会って前向きになるまでの話。旅行に行きたくなる本だ〜!

    私も決断早くなりたい!!麗佳みたいになりたい!!
    ひとり旅何もかも順調なわけでもないところが親近感ある。来た翌週にイベントの予定とかね、あるあるですね…

    「ぱっと行って、好きなものだけつまんでさっと帰る。私の旅は立食い寿司に似ているのかもしれない。」最高じゃん!意味もなくダラダラしちゃう派だから日和のこういうところ羨ましい!
    「相手の立場に立って考えろと言われても、創造には限りがある。自分が経験して初めて理解が及ぶことも多いだろう。」は心に留めておきたいなと思った。
    それにしても嫌味な上司に負けない日和はマジで、自分が思ってるよりすごいと思う。

  • 「熱海・茹で卵と干物定食」「水郷佐原・蕎麦ととろとろ角煮」「仙台・牛タンと立ち食い寿司」

    「金沢・海鮮丼とハントンライス」「福岡・博多ラーメンと鯛の兜煮」

    5話収録の連作短編集。

    自らを『人見知り女王』と定義づける梶倉日和・24歳が一人旅に挑戦し回数を重ねながら成長して行く物語。

    駅員さんや店員さんに話しかけられない日和にじれったい気持ちを抱きつつも、ひとりを満喫する事と他人とコミュニケーションを取る事の楽しさに気付いていく姿に嬉しくなる。

    登場する食物の美味しそうな事は言わずもがなだが旅行記としても楽しく読めた。

  • 美味しいものと出逢う場面が好きだった。
    旅に出掛けたくなる本。
    旅に出るなら誰かと一緒にいきたいけど、
    ひとりで気ままにすきなところに行けるのもたのしそう。
    日和の恋模様も気になるところ。。

  •  表紙の絵はもしや海の中道?と思って読んだ本。海の中道には行っていたけど、表紙の風景のところを歩いてはいなかったような…。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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