オペラ座の怪人 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042840015

感想・レビュー・書評

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  • 怪人は孤独でとても哀れだと思いました。いつかミュージカルや舞台を見てみたいです。

  • 文学少女シリーズを読むためにオペラ座を読みました。予備知識なしの全く初めてがこの小説です。
    あまり感情移入できず最初から最後まで微妙でした。けど舞台はいつか見てみたいと思います。

  • オペラ座の支配人モンシャルマン、リシャール就任の日に殺害されたオペラ座の道具係。前任の支配人からオペラ座の怪人について聞かされるモンシャルマン、リシャール。怪人に予約された5番ボックス席。案内係のジリー夫人が怪人と関係あると考えて解雇するが。新たな歌姫クリスティーヌ・ダーエと彼女に恋するシャニー子爵ラウル。オペラ座の女優カルロッタが舞台上で喉をおかしくした日、落下したシャンデリア。ジリー夫人の代わりに雇われた案内係の死。クリスティーヌが謎の人物と会話しているのを聞き調べ始めるラウル。クリスティーヌの失踪。謎のペルシャ人とオペラ座の地下に向かうラウル。

  • オペラ座は映画が一番、結構かったるかった。

  • 何回もよんで意味がわかる

    なかなか納得して読めなかった

  • angel of music!!劇団四季のオペラ座の怪人に感化されて読了。
    ファントムのどへたくそな愛があまり書かれていなく、ファントムは化け物。ただの怪奇小説だった。そう考えると四季の脚本監督はすごい。繊細なファントムの気持ちを美しく感じるほどに表現されている。
    あとラウルが微妙な役になっていた。無鉄砲に「クリスティーヌ!!」と叫びまくっているだけだった。もっとデリカシーある役だったらなぁ。好きになった理由が幼なじみでは…私は好きにならないかなp(´ω`q)

  • 19世紀のパリ、オペラ座。
    劇場の地下に住むという怪人と、怪人に愛された歌姫、歌姫を愛する貴族の常軌を逸した三角関係の悲劇。


    支配人の退任記念ガラ・コンサートに沸くステージの裏側では、髑髏の顔を持った恐ろしい怪人目撃情報で大騒ぎになっていた。
    何かを隠すような素振りを見せる前任支配人。舞台の地下で見つかった大道具主任の死体。一夜にして大スターとなったクリスティーヌ・ダーエ。
    いくつもの謎と、奇妙な出来事が純粋にダーエを愛するラウル・ド・シャニー子爵をオペラ座の地下へ引きずり込んでいく。

    長くオペラ作品や多くの映画、映像化で愛されてきた作品。

    人の前に突如、姿を現しては消失する“怪人”はオペラ座の人々を裏で支配する魔術師や亡霊のような存在。
    当然、立ち向かう術はなく、最愛の人、ダーエを目前で連れ去られたラウルも戦意を喪失してしまう文字通りの“怪人”である。
    何よりも厄介なのは、被害者であるはずのダーエ自身が“怪人”に惹かれてしまっていること。
    しかしそれは愛ではなく同情に近く、同情は恐怖へと変わっていく。
    納得の行くはずのないラウルはダーエの拒絶にも食い下がり“怪人”の支配から解き放そうと苦心する。謎の男“ペルシャ人”の力を借りて。

    献身的かつ犠牲的なダーエは何度もラウルを惑わせる。ラウルも貴族出身の為か、暴走するものの空回り、何も出来ない青二才である。
    物語は終盤に至るまでほぼ進展せず“怪人”とダーエの永遠に結ばれる日が間近に迫っていく。
    “怪人”の過去を知る“ペルシャ人”の登場により、ようやくオペラ座最深部に乗り込む二人のナイト。どっちつかずの捕らわれの姫君。孤独な“怪人”。
    登場人物は皆、自分勝手だ。

    その打算なき自分勝手さが、ストレート過ぎる想いが悲劇となって収束する。

    愛すれど愛されない。
    一度、掴んでしまったものの消失。
    目に見ることの出来ない本心。

    同じくパリを舞台にした「ノートルダムのせむし男」を彷彿させる悲劇であり、江戸川乱歩の「二十面相」シリーズを思わせる奇怪サスペンスで読み応えあり。

    “その後”を描いた続編があるらしいが、知らない方が良さそうだ。


    ガストン・ルルー その他の著書

    ・黄色い部屋の秘密
    ・黒衣夫人の香り
    ・ヴァンサン=ヴァンサン坊やのクリスマス

    などなど。

  • 映画を観ただけでは謎だった部分がとてもよく理解できた。
    怪人が哀しすぎる。映画を観た後で読んだので、感情移入しやすく評価は★五つ。

  • 劇団四季のミュージカルを見てから読みました。
    古い翻訳調で読みにくいけど、雰囲気はいい。

    うん、ミュージカルを見ても思ったけど、
    クリスティーヌのどこがよくてあんなことになってしまったんだろうね。
    ただの痛い不思議ちゃんじゃないかよ。
    まあ男ってもんはそんなものかもしれん。

    ウエバーの舞台や映画は恋愛要素が目立ったけど、
    原作は、ホラーの要素が一番強い。
    イタリア映画版の怪人はやたらエロティック。
    しかし原作にそんなシーンはなかった。
    軽く勘違いさせられたあの映画。お国柄の違いってやつなんだろうな。

  • わたしが持っているのは角川文庫のオペラ座の怪人ですが
    この表紙ではありません。

    クリスティーヌとエリックが大きく載っている方です。

    映画もみましたし、劇団四季でもみました。
    吹奏楽でも吹きましたが
    やっぱりオペラ座の怪人はいいですね。

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著者プロフィール

Gaston Leroux(1868-1927)
パリ生まれ。「最後の連載小説家」と称されるベル・エポック期の人気作家。大学卒業後弁護士となるが、まもなくジャーナリストに転身。1894年、《ル・マタン》紙に入社し司法記者となり、のちにこの日刊紙の名物記者となる。評判を呼んだ『黄色い部屋の謎』(1907年)を発表した年にル・マタン社を辞し、小説家として独り立ちする。〈ルールタビーユ〉〈シェリ=ビビ〉シリーズの他、『オペラ座の怪人』(1910年)、『バラオー』(1911年)等のヒット作がある。その作品の多くは、演劇、映画、ミュージカル、BDなど、多岐にわたって翻案されている。

「2022年 『シェリ=ビビの最初の冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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