せんせいけらいになれ (角川文庫 は 20-17)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043520183

感想・レビュー・書評

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  • ひさしぶりに本を読んでていて泣きそうになった。
    ぼくはとりわけ子供好きではないし(好きな子供とそうではない子供がいる。大人と同じように)、子供はみんな素直でピュア、と言われてもなあ、と考えているが(ぼくは邪念だらけの子供だった)、好きでなかろうと素直でなかろうと、詩が書けようとかけまいと、子供は元気に楽しく暮らしてほしいなあ、と思ったのだった。

  • ギャングのテスト、ケンカのすすめ、すきのいいかた、おならのこうぎ。子どもの書く詩は無限大!ムスメに音読してあげたらふふふと笑ってました。

  • いろいろなお話があって面白い。

  • 灰谷健次郎を読みたくて、おすすめしていただいた本です。

    楽しく読めました。灰谷さんの教師生活が見えてくるようでした。子どもたちの生き生きとした姿に元気をわけてもらえました。
    おすすめしてくださった方、ありがとうございました。読んでよかったです。

  • 子どもの感性は素晴らしいな、と思いました。
    子どもは純粋ゆえに残酷で、導いてあげられる大人が
    必要なんだと思います。
    仕事で、先生をしている方々に時々接しますが
    残念に思うことも少なくないので
    ぜひこの本を読んで欲しいです。

  • こどもの文学は果てがないですね。

  • こどもたちの詩。

    泣いたり笑ったり怒ったりのむき出しのままの感情や、
    素朴な…あるいは鋭い疑問がいっぱい。

     

  • 【2009夏休み_3冊目】
    こんな先生と一緒に「詩」を書いたら楽しそう.
    あまり考えてこなかった分野なので勉強になった.
    いや,「勉強になった」は言いすぎか.まだそこまで到達してない.
    そうか,こんなやりかたもあるんだな〜ぐらい.
    でも受験の現代文の授業より,よっぽど楽しい.
    しかし,実際に,私,国語の時間とかどうやって担当しよう.
    不安を感じ始めた一冊.

    ちなみに,亜弥から3年間ぐらい借りててやっと読んだ.

    この人の本,「うさぎの〜」も読んだことあるけど,なんか優しい.
    世界認識のために!とか教育に対してアツくなっている私だけど,
    なんかそういう目的主義じゃなくて...みたいなことを
    警告されているような気にさせてくれる人.

  • 子供達のための詩の指南書、のようなものです。灰谷先生が例を挙げながら詩の作り方を教えてくれます。子供達の感性のすばらしさに打ちのめされます。本当におもしろい。

  • 小学校の保健室の本棚に
    置いてあった本で、題名をずっと覚えてた。
    「ほねくん」はいつ読んでも泣けてしまう。

  • 私の大好きな灰谷先生の本。
    この本は小さい頃から背表紙を眺めてばかりだったけど、今回初めて読みました。

    こどもたちの面白くて楽しい詩や作文が沢山で、それにコメントする先生の文章も素敵でした。
    灰谷さんの本を読んでいていつも思うのは、
    「小さい子って、可愛いけれどそれだけじゃない。驚くような悪知恵をはたらいたり、純粋な中にも一見汚いとも思えるような人間らしさが存在する。」てこと。

    でもそれが本当の純粋なんだと思う。良しも悪しもすべて混沌。

    誰しもががっこで習うような優しくてまじめで明るくて無垢で…っていうような心を生まれつき持ってると思わないし、色んな間違いも犯すんだと思う。

    だけど、そんな自由なところがいい所も沢山見せてくれる。

    間違った方向に行きそうになっても、それを悲しんで、子どもを突き放すんじゃなく、しっかり向き合って尊んであげることが大事で、だからこどもとは離れていてはいけないんだと思う。


    灰谷さんの作品にでてくる大人は、そんな事のできる大人で、すごく素敵だと思う。

  • 小さい頃母と一緒に読みました。私にとって灰谷先生の最初の本でした。

  • よい(^_^)

  • 子どもたちの詩がユニークなら、灰谷先生もとても面白い!こんな風に言われれば、「よしっ!書いてやろう」と思うだろう。
    私自身は詩の授業が苦手だったが、詩の何が大切かということがわかり、好きになった。「書きたい!」という気持ちがわくテーマ・方法を選んで授業に臨みたい。詩の授業前に必読!

  • あったかくなる。
    ほんとうに大事なことを見つけたくなる。

  • 小学4年生のとき薦められた本<br>
    これもなかなかいい というか灰谷さんらしい!<br>
    小学4年生んときの先生大好きだから<br>
    その影響もすごくありそう

  • 素直な子供達の姿、先生の優しい思い。残酷な現実、子供達の健気さ。じんとくる一冊。

  • こどもたちの飾らない素直な詩を集めた本。
    4年生の時に、毎朝1篇ずつ、先生が読んでくれました。

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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