テンペスト 第三巻 秋雨 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1295
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647132

感想・レビュー・書評

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  • ペリーの琉球来航。
    第2巻が気持ち悪い作りだったのに対し、第3巻はドタバタでコミカル。

  • フィクションではあるが、琉球という海洋国家が諸外国とどのように立ち居振る舞ったのかが想像出来る。

  • 最初から感じてはいたが、ここへ来て更に「この主人公、チート過ぎでは…」と。
    過去に読んだ、男子校に男子生徒として入学する女の子の話と重なる。
    色々無理がありそうな気がするが、ファンタジーとして見れば振り切っていて面白い。
    どこに着地するのか、最後の巻を楽しみたい。



  • 物事、色んな角度から見て、立体的に理解することが重要と思わされる。

    琉球から見た薩摩、幕末、日本、外交。

    小国の立ち振る舞い等々、組織運営にも示唆あり。

  • テンペスト 第三巻 秋雨 (角川文庫)

  • 物語展開は素晴らしく面白くて、ここで再登場を果たした真牛を筆頭に、出場キャラクターも個性的で秀逸。どんどん先が読みたくなるのは、”転”となる本巻でも相変わらず。ただ惜しむらくは、というか個人的にどうしても気になってしまうのが、わざとらしい言動が、ちょいちょい鼻につくってこと。最たるものが「おなーりー」の連呼とか。それがあるから作品を嫌いになる、っていう程のレベルではないので、そこだけ読み流せば済む話なんだけど、一度触れておかずにはおれず、ここに記す。でも、ここからクライマックスまでの展開、非常に楽しみ。

  • 色々ツッコミ所満載だけど、展開が早くて面白い。寧温(=真鶴)の性格にも愛着が湧いてきました。3巻にして漸く女として生きる道が開けた真鶴さんですが、お相手は愛しい彼ではなくまさかの琉球王。あらら。でも相変わらず色んな思惑を抱えながら頑張る真鶴は素敵です。今回初めての女友達(真美那)も出来ました。なかなか面白い性格のお嬢様で、真鶴も押され気味で楽しい。次巻はとうとう最終巻。ペリー来航で列強の波に揉まれる琉球がどんな運命を辿るのか、興味津々です。

  • ずいぶんと内容が軽くなって来たなぁ。まぁでもここまで来たら最後まで読む。真牛は王宮に復活出来るのかな?

  • 第4巻へ

  • 流刑地でも人を想う寧温の行動は、自らを窮地に立たせてしまう。そんな乱高下を繰り返すこの物語に、真美那に出された千寿糕を食べる寧温の気分だ。真鶴として王宮に入ったのに、歴史の渦は寧温を表に引っ張り出し、少々無理があるんじゃ? という強引な展開になってきた。実際の歴史上の出来事と、フィクションを組合わせて読者を引き込むのは、筆者の筆の妙だと思う。

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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