テンペスト 第三巻 秋雨 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647132

感想・レビュー・書評

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  • ペリー来航黒船祭。ははは、またそんな無茶な。後半は既にギャグ化している。

  • 寧温の切り札っぷりにちょっと泣きそうになる。

  • この第3巻も、2巻に負けず劣らず、ジェットコースター的なもの凄い展開になっている。

    真鶴と寧温を行き来する後半など、ほとんどドタバタ喜劇(或いはコント)のようで、真面目な話なのにくすりと笑えてしまう。

    今のところ、この3巻が一番おもしろく読めた。最終巻に期待。

  • 後半、一人二役をし出したあたりから、ギャグっぽく感じてきました。でも、面白いと思う。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • ペリー提督が出てきたところでやっと、時代がいつなのかがはっきりと自分の中で腑に落ちた感じです。

  • 2巻のギャグ状態から、すこし復活。

    主人公の心がぶれまくりの、
    高校生くらいの優柔不断なおなごにしかみえなくなってきました。

    最初は赤川次郎の蒼穹の昴のようなものを想定してましたが、
    そこまでシリアスではない。

    高貴なものをどん底までおとしての、
    でも卑屈にならずがんばる、ってなもんでしょうか。
    きれいきれいで終わるより、いいのかな、なんて読んでました。

    後半から真鶴と寧温のいったりきたりがはじまったけど、
    すでに破たんの序曲が聞こえます。

    4巻手元にないのでさっき楽天で注文。
    ここまで読んだら、顛末までしりたい。

  • 第3巻! 壮絶な権力闘争が繰り広げられ…4巻へ!

  • 真鶴多忙な3巻。
    「いい加減皆気付こうぜ…」と思ったりもする。

    真鶴として、雅博殿との恋に揺れる乙女心も切ないけれど、寧温として国を支えている方が生き生きしているのは気のせいだろうか。

    寧温でいた方が幸せなこともあり、真鶴でいた方が幸せなこともある。

    主人公が常に自己存在に悩み、国家のあるべき姿に悩み…しているから、この本は魅力的なのだと思う。
    今回から完全に、表と内の世界を行き来できる、ある意味無敵の存在になったのでより面白くなってきた。

    それに、他の登場人物たちにもそれぞれドラマがあって飽きる所がない。

    今回は元聞得大君、真牛が恋心を知るのが心に残った。

    ずっと政治やら、女同士の意地悪話ばかりになると読んでいて苦しいけれど、真美那が出てくると途端にコメディタッチになるのが楽しい。

  • しかしまあとにかく話の展開が早い。島流しにされたかと思えばそこでもまたいろんな目に遭い、そのあまりの境遇に思いを馳せる間もなく王宮へとんぼ返り。しかも今度は側室として御内原へ。これまで外側から見ていた意地悪大会に参加する(虐められる側として)はめになる。表舞台ではついにペリーが来航。最終巻に向けてヒートアップ。そして物語舞台に復活した前聞得大君、真牛。本文中にあるように、ここまでくるとホント憎めない。究極のツンデレじゃないか!

    …彼女に明るい未来が訪れますように。

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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