クローズド・ノート (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4826
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043886012

感想・レビュー・書評

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  • 最近はあまり恋愛ものの小説を読んでいなかったので香恵と石飛の微妙な関係性に食傷気味になりながら読み進めていったが最後に意外な繋がりが分かり「なるほど~」と一気に印象が変わった。

  • 伊吹先生、いつも見守っていてくれたんだね。
    私たちは悠久の時のたまたま同じ頃に生を受けて、それぞれの人生を送るうち、偶然に交差して、その瞬間、お互いの生を祝福し合えた。

  • 物語の結末というか、香恵と香恵が恋している彼、伊吹と伊吹が恋している彼、この関係性は、物語のはじめから分かってしまうんですが、その結末にどうやってたどり着くか、そしてすべてが明らかになったとき、それぞれの気持ちがどうなっていくのかがすごく気になりました。

    物語後半の、香恵が伊吹に会いに行く場面と、個展での場面は感動でした。
    あとがきもとても良かったです。

  • 序盤の伊吹先生の日記が、ちょっと諄く感じましたが、スラスラ読める作品でした。

    香恵ちゃんのキャラがよく、クスッと笑うシーンが幾つもあり、ほっこりした気持ちになりました。

  • その部屋の窓を見上げる青年、その窓から青年を見つけた女子大生、その部屋の押入れに仕舞い込まれていた女性教師のノートと学級紙太陽の子。
    涙が止まりませんでした!

  • 筆者が御姉様へ追悼の意を込めて書いた作品なのでしょうか…じんわりと心が温かくなるような優しいお話でした。

  •  なんとなくオカルト的な内容なのかと思っていたが、私が勝手に何か別の物語と混同していたようだ。青春を楽しむ若い女の子が、自分の部屋から前の住人が残していった古いノートを見つける。小説の中の物語のような構造になっている。そんなに感動、号泣というわけでもないが、なかなかジーンとする話だった。ただいたずらに長すぎるような気がしないでもなかったが。

  • 面白いです。
    途中からなんとなくは気づいたけど、
    ミステリー×恋愛はいいです。

  • 記録

  • 読み返し。あたたかいな。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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