塩の街 (角川文庫 あ 48-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.89
  • (2398)
  • (2952)
  • (2068)
  • (422)
  • (116)
本棚登録 : 29572
感想 : 2105
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898039

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょっと頼りない女の子を守ってるようで、実は芯の強い彼女に守られてるイケメン。有川さんはそういうカップルを書くのが実にお上手だと思いました。文庫本としては分厚いけれども、それを感じさせずに最後まで読ませる面白い物語だった。

  • 衝撃的。巨大な塩の結晶が落ちてきて人々が塩になる、この発想には感動を覚えた。最初の1ページで心を鷲掴みにされ、どんどん話にのめり込んでいった。巨大な塩の塊に奮闘する人々を描く様は私を夢中にさせた。
    すごく良かった♡

  • 一人の青年が重い荷物を背負い、群馬から東京までの長い道のりを歩いている。
    何故彼は歩いてそんな遠くまで行こうとしているのか?
    そして荷物の中身は何?
    それにどうも普通の世界と違うようだけど・・・?
    そんな風に興味ひかれる冒頭。
    その彼がこの物語の主人公かと思いきや、行き倒れた彼を拾った女性がこの物語のヒロイン真奈だった。

    突然、日本の人口推定8千万の人々がいなくなった。
    塩になって。
    人がいなくなったとたん、町は無法地帯になった。
    店の品物を略奪する人々。
    そんな中、たった一人で両親の帰りを待つ高校生の真奈。
    ところが数週間経っても両親は帰ってこず、無法地帯の外に出たところを暴徒に襲われる。
    それを助けてくれた男。
    彼と彼女は塩に侵食されつつある街で寄り添い生きている。

    途中からこの物語、マンガみたいだと思いました。
    登場人物のセリフがマンガの吹きだしみたい。
    若向けの話という印象をもちました。

    それにしてもヒロインの真奈の可愛いこと!
    正にオタク男の理想のヒロイン像。
    癒し系で優しくていじらしくて・・・。

    もっと塩だらけになった街のようすや、塩におかされていく人々のようす、全体のようすが描かれていたら良かったのに。
    こんな大事になってるのにイマイチ緊迫感が伝わってこなかった。
    少しリアルさに欠ける内容でした。

  • 信太山の自衛隊員は信太山によく行っていると聞いてなんだか引いちゃいました。カッコイイ自衛隊とカッコワルイ自衛隊っているよね。カッコイイ自衛隊にはがんばってほしい!だって命かけて仕事してるもん。現実は信太山かぁ…橋なんとか市長が言っていることと同じだね。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「橋なんとか市長が言っていることと」
      ホント、何とかして欲しいワ。。。
      「橋なんとか市長が言っていることと」
      ホント、何とかして欲しいワ。。。
      2014/03/28
    • ayaさん
      nyancomaruさん コメントありがとうございます。「橋なんとか市長は不要な出直し選挙で6億円税金を使うし市民のみなさまはたいへんね。税...
      nyancomaruさん コメントありがとうございます。「橋なんとか市長は不要な出直し選挙で6億円税金を使うし市民のみなさまはたいへんね。税金ってもっと大切に使ってほしい。
      この本の自衛隊はカッコいい!
      2014/04/17
  • 有川浩の小説は初めて読んだけれど、ライトノベルだと思って読みはじめたのでいい意味で期待を裏切られた。生々しい感情をリアルに描きつつ起伏をうまく使った文章に、まんまと焦らされながらあっという間に読み終えてしまった一冊。登場人物と歳が近いせいか、感情移入もしやすく、ほろりと泣いてしまうシーンもあった。読みやすい小説。

  • 人間の表と裏を塩化をとうして伝えてもらった…。まなさん凄いいい子

  • 思わず2度読み。なんで有川さんの作品て、もう一度確認したくなってしまうんでしょうか。読み終わってすぐに読み返すなんて・・・。
    秋葉、かっこよすぎ。ひきだし多くて、どこでも生きていけて、やさしいけど不器用なんて男はいいねぇ。

  • 本編以降は要らなかったな〜

  • 人が塩化するという荒唐無稽な舞台設定ながら違和感なくつながる各エピソード。すごいね。
    有川浩って女性だったって今更知る・・・。

  • 大切な人を守りたかった、ただそれだけの理由で世界を救った。秋庭さんかっこよすぎる!
    大切な人を大切にする…これ、恋愛の真骨頂かも。
    特に 塩の街、その後で
    秋庭さんと真奈ちゃんにキュンキュンさせてもらいました(笑)
    由美さんも素敵な女性です。
    すごくおすすめ◎!!

全2105件中 151 - 160件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×