二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943869

感想・レビュー・書評

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  • 自分のダメな部分を切りとって濃縮してったらこんな感じになるんだろうなと思うと、高い所から見下ろす気分にはとてもなれず、じわりと落ち込む。
    かといって嫌いではない。たぶん。

  • グロい表現とか描写が多く、オェ…(´Д`)となるが、西村賢太という人間のおもしろさを知れる一冊。

  • 本当に芥川賞きちゃったね!これは十代の賢太。腋臭風呂って作品に、たまの湯と神楽湯が出てくる!懐かしいよ神楽湯。パインジュースの販売機。留置場の話もリアルすぎて面白い。

  • 最後の章は、タイトルからして嘔吐きそうです。
    食前、食中、食後のいずれにもおすすめできないくらい徹頭徹尾、汚らしい本。
    しかも「私小説」とな。
    絶対に関わり合いになりたくない。

    しかし、その精神的、肉体的に汚泥を引っ被る描写の徹底ぶりが空前絶後に圧倒的。
    空恐ろしい。

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著者プロフィール

西村賢太(1967・7・12~2022・2・5)
小説家。東京都江戸川区生まれ。中卒。『暗渠の宿』で野間新人文芸賞、『苦役列車』で芥川賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『随筆集一私小説書きの弁』『人もいない春』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『随筆集一私小説書きの日乗』『棺に跨がる』『形影相弔・歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自選短篇集』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集一私小説書きの独語』『やまいだれの歌』『下手に居丈高』『無銭横町』『夢魔去りぬ』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『夜更けの川に落葉は流れて』『藤澤清造追影』『小説集 羅針盤は壊れても』など。新潮文庫版『根津権現裏』『藤澤清造短篇集』角川文庫版『田中英光傑作選 オリンポスの果実/さようなら他』を編集、校訂し解題を執筆。



「2022年 『根津権現前より 藤澤清造随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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