身代わり伯爵の冒険 (角川ビーンズ文庫 64-1)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044524012

感想・レビュー・書評

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  • まさにライトノベル。軽くて読みやすい。
    主人公が思ったより女の子らしい子で意外だった(いい意味で。)
    キャンディポップと絵師さんが一緒のせいか、
    若干主人公の性格がカブってるように感じる。

    やけに庶民的なところとか、現実的なところとか(まあミレーユは庶民なんだけど)

    じんわりとリヒャルトの好意をほのめかしているように感じたのは、
    読み手の期待なのか。。。
    最後は思ったよりも進展してくれてよかった。

    リヒャルトのヘタレ気味なところは私の嗜好にあわないが。


    続きが気になります。

  • 【内容】

    幼い頃養子に出されたはずの双子の兄フレッドが、死んだことになっていたミレーユの父(実は王子)と暮らし、宮仕えするベルンハルト伯爵という立場になっていた!
    しかもその兄が、王太子アルフレートの婚約者と駆け落ちして逃走?!
    兄の身代わりとなり王宮に出仕することになったミレーユだが、王宮で出会う濃い人々にたじたじ、渦巻く黒い感情にムカムカ。
    王宮で頼れるのは、唯一事情を知って護衛についているリヒャルトだけ……。

    【感想】

    山場の、王太子の婚約者リディエンヌ救出劇や、兄の仕組んだ大どんでん返しよりも、男の園(!)王宮騎士のサロン「白百合の間」のひとときや、超美形のジーク(実は…)との笑えない男同士の恋愛ネタ遊びの方がインパクト強し。

    主な登場人物の設定は『彩雲国物語』にそっくり。一巻を読んだ段階では『彩雲国物語』西洋版という印象。

  • この作品は、この冒険だけでなく、まず一気に5冊くらい読んでから好き嫌いを判断して欲しいな。

  • 身長云々目線云々のくだりが好きです。

  • 庶民的なパン屋の看板娘で彼氏いない歴16年のミレーユは、いいお婿さんをもらってパン屋を盛りたてていくのが夢。そんな彼女の前に突然表れた美青年リヒャルトは、彼女の兄フレッドの身代わりをするように言う。今まで死んだものと聞かされてきた父の存在や、めちゃくちゃな王宮生活にあたふたしつつも、ミレーユは必死に兄の代わりを務めようとする。ところが誘拐された先にフレッドと駆け落ちしたはずのリディエンヌがいて・・・?!ミレーユは無事に任務を遂行できるのだろうか。

    元気とパワーにあふれた貧乳娘が主人公のシリーズ(笑)です。ミレーユみたいなタイプは個人的に一番ツボなのでとても楽しめました。ビーンズ小説大賞受賞も頷けます。あまり堅苦しいこと考えずにぽんぽん読み進められて、その分小説のヤマとなる部分が若干かすんでる気もしますが、楽しけりゃいいやってことで。主役二人以外のキャラも独特で、誰か一人はお気に入りができそう。続編があるということで、まだまだリヒャミレは始まったばかりでしょうが、今後がとても気になる作品となりました。

  • しがないパン屋の娘だったミレーユがいきなり伯爵に!
    突如双子の兄の身代わりを命じられた彼女のドタバタ王道王宮ラブコメ。

    少女小説を読んでみよう第二弾です☆

    設定が結構はちゃめちゃな気はしますが、うん、そこそこ面白いです。
    何といっても、護衛のリヒャルトがかっこいい。超イケメン。
    さらっと「俺は可愛いと思いますよ」と言ってみたり、「貴女のことは俺が絶対守ります」と言ってみたり…とどまることを知らない萌え展開の数々。
    他にも美形がいっぱいなのでそういうのがお好きな方は楽しめるかと☆
    あ、筋肉もいっぱいです(何


    今後にも期待ですねー。コメディなので気楽に読めるところもいいですw

  • ずっと名前だけは知っていたのですが、やっと読めました。
    いや~…これはすごいぞ!
    乙女の、乙女による、乙女のための活字!笑
    パン屋の元気娘ミレーユのもとにある日突然“祖父の客人”として穏やかな口振りの青年が現れて…
    彼女は双子の兄の身代わりで伯爵になってしまうのですが笑
    いやもう無理やりなのは分かってる、分かってるけれど、そんなこと以上に、ここまで王子然としたヒーローはほかには居ませんよ?
    期待した、いや期待以上の萌えを追求してくれる稀少な存在。
    漫画だと連載やページの都合上で引っ張れない話を、活字だからこそ表現できるこの萌えと物語進行の絶妙のバランスで興味をひき続けます。

    1巻も十分面白いですが、個人的には八巻(失恋)が秀逸。リヒャルトの魅力満載です。

  • 面白かった。これぞ少女小説の王道!みたいな感じ。軽いのを読みたいときにはオススメ。

  • 彩雲国と並んで、手を出そうか出すまいかさんざん迷った作品。まとめ買いしたはずなのに、1巻だけなくて、今日見つけて漸く読めました。


    文句なしに面白いです。
    私萌え要素
    ・ヒロインはがんばる女の子(女らしさ<勢い)
    ・黒髪イケメンが付き従ってくれる
    ・パパがバカだ
    ・兄が案外計算高い
    ・筋肉男祭
    ・ヒロインが騙されやすい
    ・高貴な人々が結構癖がありそうだ

    他にも沢山沢山あって、書ききれないのですが、これは早急に続きを読まねばと思った次第です。

    ストーリーは、下町のパン屋の娘ミレーユは、貴族の家に養子に行った双子の弟がいる。二人はいつも手紙で状況を知らせ合っていたのだが、ある日、悲恋を儚むような内容の手紙を最後に弟からの連絡が途絶えた。心配するミレーユのもとに、一人の青年が現れる。弟の副官と名乗るその男性に攫われて連れて行かれた先は、弟が養子に行った先の公爵邸。そこで弟が失踪したことと、自分が身代わりとして連れてこられたことを知らされる。弟の身代わりとして慣れない王宮生活を送るミレーユを巻き込む、王太子の結婚にかかわる陰謀。ミレーユは無事に元の生活に戻れるのか?
    といった内容です。

    副官のリヒャルトがヘタレの要素ありって書いてあったけど、某迷子とか某三つ子の弟にして孔雀の兄とかに比べれば、ぜんぜんヘタレじゃないと思うけどな~。噂によると、最新刊では、ヘタレ返上・漢を見せたということなので、そこまで頑張っておきつきます。
    関係ないけど、黒髪と名前で、何となくメイちゃんの執事の理人さん思いだした。りひとってドイツ語だか何だかで光の意味ですよね?黒い光だな~。

  • 女の子が男顔負けに活躍するお話が大好きなので、まさにクリーンヒットな設定でした。
    ミレーユとリヒャルトの天然カップルも良いですが、個人的にはフレッドとツンデレ姫様のこれからも気になるところです。

    シリーズ通して全体的にご都合主義。でもそれが良い。
    ミレーユの後先考えない猪突猛進っぷりが読んでいて気持ちいいです。
    最新刊はまだ読んでいないので、あれから彼女と彼の関係がどうなってしまったのかとても気になるところ。

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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