持たない暮らし

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 293
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046002082

作品紹介・あらすじ

「ちょっといいもの」は買わない、高価なものも日常で使い、生かす、「そろえる」という考え方をやめてみる。シンプルに生きる喜び、本当の贅沢のすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 自分自身そのものを しっかりと持たないと

    先日読んだ「女30代 決断のとき」が心地よく
    余韻が残り、早速他の本も読みたくなりました。

    物質的、精神的にに持たずに暮らすには、
    持たなくても良い、自分自身そのものを
    しっかりと持たないといけません。

    そのための道しるべとなる本と言えばよいでしょうか。

    物がありすぎると、知恵が減退する。

    生み出した時間をわたしたちは何に使っただろう。

    こういった問いかけを、自分でも考えていることが多いので、
    改めて、同じことをおっしゃっていただくと、嬉しくなります。

    私がスマートフォンを持たず、インターネットには、
    モバイルルーターの電源をつけて、つながるまで待つという
    タイムラグを置いているのは
    あまりにもインターネットに接続しやすい環境にいると、
    簡単な、顎が柔らかくなりそうな情報ばかりを
    受動的にただただ受け取ってしまうから。

    あえて不便な環境を作ることで、するめのような硬い、
    歯ごたえのある情報を能動的、積極的に探して
    取りにいきたいと、思っています。

    自分が誘惑に弱い人間だと認識しているからこそ、
    どうやったら有益に過ごさざるを得ない環境になるのか。
    そういった考え方、方法に関しては引き続き
    チェックしていきたいと思います。

  • 持たない暮らしは持っているものを捨てることではない。
    持っている物の命を最後まで使い切るということ。
    というフレーズが印象に残りました。

  • 当時77歳の著者と今22歳の私ではものの感じ方が違うと思う。著者は若い頃にさまざまな経験をしてきたからこそ持たない暮らしを実現できているのだと思うし、今私が持たない暮らしを求めても何とも味のないものになってしまうのではないかと感じた。しかし、本書における著者の暮らしにおける考え方は都会暮らしの私が感じているストレスや日々どんなものに埋もれているのか気づかせてくれた。
    読み終えた今、読む前とは違うものの考え方が身についた気がする。
    なんでもみんなと一緒であることの安心感から自分を解放して自分にとって良いものを選択できるよう心がけたい。

  • 断捨離中だから読んでみたくなった。

  • シンプルに暮らすということは物を捨てることではなく、物の命を最後まで使うことという本当に基本的なことを改めて教えてくれる一冊

  • 持たない暮らしに憧れているので、参考になった。

  • 死に方を考えることは生き方を考えること。

  • 「自分」をもてば迷わない
    自分で考え、自分で決断する

    一つの方法として、人と同じことはしない。
    必ず違うことをすると考えておく。

    自分で決めればその結果がどうなろうと納得がいく。
    自分で責任をとらざるを得ない。
    人のせいにして生きないために

  • 物がなかなか入ってこなくなりそうな、
    これからの時代に必要な考え方かもしれません。

    少しずつでも、さらにすっきりとした、自分らしい、
    生活にしていきたくなりました。

  • 年齢を取るほど待たない生活を心がける。人間関係もだ。去る者は追わず来るものは拒まずの気持ちが大切。このような教訓がたくさん書かれている。シニアにはためになる本だ。

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著者プロフィール

1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。日本旅行作家協会会長。
主な著書にベストセラー『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』『明日死んでもいいための44のレッスン』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女――最後のご女・小林ハル』(集英社文庫)、『持たない暮らし』(KADOKAWA)、『夫婦という他人』(講談社+α新書)、『老いも死も、初めてだから面白い』(祥伝社新書)、『自分に正直に生きる』『この一句 108人の俳人たち』(以上、だいわ文庫)他多数。


「2023年 『年をかさねるほど自由に楽しくなった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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