- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047034419
感想・レビュー・書評
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三田文学2009年春より
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セレブと呼ばれる人たちに興味を持つ一般人とか、オシャレや美を追求する気持ちとか、今も変わらないところはあるんだなあ、と。桁違いな生活状況やあまりにも自分の意思が無視されている(そもそも意思を通そうという発想さえなかったんだろうな)な人生にもビックリだけど。
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図書館
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両国には震災記念館?っていうのがあって以前は関東大震災の写真がたくさんあったので九条武子さんが とってもきれいな人だということは知っていたのですがそれに 九州に 柳原白蓮のだんなが建てた 建物があり 若者と駆け落ちしたのも 知っていたのですが二人がものすごく かわいそうだった というのがうわーーーん でした今の方が ぜってー いいって。ごろごろしながら キャラメルコーンの幸せ。
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「良妻賢母」たることを求められ、美貌を磨いて玉の輿に乗る事が最大の目的だった明治のお嬢様。明治のお嬢様に自由は無く、結婚は家格で決められ美しく淑やかであることを求められていたようでその生活はなかなか大変だったようだ。使用人を何十人と雇って、家族と過ごすのも少なくひたすら花嫁修業に励んで、冷えたゴハンを食べる。世間の噂になって傷物になったら大変だから徹底的に世間から隔離された籠の鳥。お嬢様も楽じゃないなあ…ああ…それに比べてホント庶民って気楽だ!
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黒岩さんらしい丁寧な仕事。
お嬢さま(セレブ)に特別な関心がないから斜め読み。
明治の上流階級に暮らす女性は行動も言動もその存在すら軽んじられていて不自由極まりない。
妻妾同居も違和感なく畜妾率(すごい言葉!)70%だったなどのレポートには驚きを禁じえない。