上機嫌の作法 (角川oneテーマ21 B 65)

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041943

感想・レビュー・書評

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  • 上機嫌の技化

  • 不機嫌であることは、なんとなく知的な雰囲気
    をまとっているという誤解があります。

    よく会社のお偉いさんにいますよね。「俺は現
    状には満足してないんだ。もっと上を目指せ!」
    みたいなことを言うオジさんのことです。

    不機嫌が許されるのは、赤ん坊か天才だけと斎
    藤氏は言います。

    上機嫌であることこそが知性ある人の行為とい
    えます。なぜなら頭のいい人は「場」を読めま
    す。

    そしてその「場」を不機嫌さでかき回すような
    無意味な行為はしないのです。

    「場」をコントロールする行為は、上機嫌であ
    ることが前提なのです。

    では上機嫌とは、どんな状態であるのか。ただ
    ニコニコしていればいいのか。

    「常に上機嫌であれ。それはこういう状態です」
    という内容が理解できる一冊です。

  • 「ふっきり上手」
    ①断言力
     「……にもかかわらず上機嫌」
     一つの事実として確定、肯定し、次にいく
    ②想像力
    ③自分を笑い飛ばす力
     自画自賛

  • 例え話が分かりやすくて面白く、スラスラ読めました。

    ちょっと不機嫌で物静かな人の方が知性的な感じがし、上機嫌でテンションが高い人はアホっぽく見える。
    でも実際は後者の方が物事をうまく進め、周りに人が集まってくるのだ…
    その通りだと実感し、自分も上機嫌でありたいなと思いました。

  • 上機嫌でいる方が人間関係上手くいく、何より上機嫌なので自分が気分がいい。そうなりたいという思いで読み進めました。
    齋藤さんは素は不機嫌な人間で、とてつもない不機嫌な時代を乗り越えて上機嫌を技として身につけた、意図的に上機嫌を「やっている」、くせづくと授業や仕事の打ち合わせをすることで不思議と気分も晴れる、との事。
    一人でいる時など、日常的な自分の中の不機嫌な思いから救われたかったので、少し思ったのと違うかなと思いましたが、まさに「作法」で、人に対する時に技として身につけていくべきもの、と感じました。

    ・気分に巻き込まれた状態から、自分を引き離して見る力
    ・会う方会う方上機嫌でいるとだんだん機嫌の持久力が伸びてくる
    ・東洋では呼吸に集中しすーっと吐いて止まるところでいったん小さく生命が死滅すると考える。吐くことは捨てていくイメージ。呼吸に集中すると細々としたことを考えていられない。捨ててこそいい状態でいられる、一回一回ふっきる練習をするようなもの。
    ・上機嫌を維持するポイントは、とにかくだし続けること。人間は回転している状態がちょうどいい。出すとうまく流れる。
    ・不機嫌は癖になる、やり始めると結構快感で他の人が気を使ってくれる。しかし、力にはならない。上機嫌な人同士が接触して起こるエネルギーには膨大な可能性がある。

    小さな積み重ねで習得していく、このあたりのことが印象に残りました。

  • 上機嫌でいようという本
    中身が薄い、最初の方をちょっと読むだけで十分かなと感じた。
    良いことは言ってると思うけど本としての質は低い
    なんかこう今の自分が良いという権威付けのために書いてるような感じがある

    ・上機嫌のいいところ
    ・色んな人紹介
    ・体調管理
    ・昔の話
    ・ノウハウ的なもの
    あたりを説明するけど、想定の範囲内なばかりで面白いところがあまりない。
    本を書くために書いたという感じがする。

  • 上機嫌は技というのは、大いに首肯ってやつです

  • 齋藤孝さんの著書は年に数冊ペースで触れたいと思ってる。「脳内会議」で齋藤孝さんに参加してもらいたいから。
    数ヶ月に一度、齋藤孝さんにおいで頂いて語り尽くして頂くような機会が本を手に取ることで得られるのは素晴らしい体験。この感覚を維持することも人生を豊かにする。

  • あとになってからじわじわきいてくる本のような気がする。

  • 言ってることはまあ良さそうな気もするんだけど、
    特に5章の具体的なメソッドの項になると、
    どうしてもブラック企業の合宿研修が思い起こされてしまう。
    そういった点、書かれたのが2005年というのもあるだろうけど、認識が古いような印象を受ける。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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