神様の御用人 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662703

感想・レビュー・書評

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  • 読み始め…16.6.28
    読み終わり…16.6.29

    ここに登場する遥か神代の先より存在する太古の神である方位神の狐神が申すには、その昔神の力というのは神祭りという行為によって、人から感謝の心を奉納されることで補われていた。そして人は神からの恩恵を受けていた。神と人とはお互いがお互いを生かしめる持ちつ持たれつの関係だったといっています。それがいつしか祀ることもしない人間が、気まぐれにやってきては勝手な願い事を唱えて去っていくばかりで、それでは神の力は弱まるばかりなのだとか。。

    神様には日頃の平穏を感謝する。そうすれば神様は感謝されたことへの恩返しとして私たちにまた少しの幸せを分けてくださる。あぁ..そういうことだったのですね...。私は今まで少し間違っていたことをしていたのかもしれません。仏さま(仏壇)の前では家族の平穏、無事の報告と感謝で手を合わせていましたけれど、神様の前では〇〇しますように~とついついお願い事をしてしまったり、全くの無言かでした。反省~。

    それでは神の力は弱るばかりで割にあわないと、狐神は神様たちの御用(願い事)を聞いて回る人間「御用人」の役目をフリーターの良彦に命じるのです。狐神はモフモフの狐の姿になって良彦と連れ添い、いろんな神様の様々な願いを聞きまわっていきます。

    それにしてもモフモフな狐神・黄金の最初の御用というのが抹茶パフェとは。^ ^
    神といえどもなんとも幼げというか単なる我が儘というか、単純で笑っちゃう♪

    ほっこりと温かな気持ちで楽しめます。

  • あらすじを見た時に「夏目友人帳」に似てるなぁ、と思ったが、実際に読んでみたら、やっぱり似てた...(笑)夏目より現代っ子ぽい主人公・良彦だけど、良彦の心のあったかさにすごく和む~。おじいちゃんと良彦と実は互いをすごく思いあっていたエピソードもあたたかくて。思っていた以上にかなり面白くて、2巻以降読むのが楽しみ。

  • 【追記】少し感想を付け足しました〃^^〃

    今年最初の1冊が読み終わりました!
    読みぞめです♪♪
    やっと読み終わったと思ったら
    もう2月の後半……(笑)早いっ!

    もっと早く読みたいなぁ。。
    速読できる人はいっぱい読めて凄い!
    羨ましいです☆



    あっ。。すみません……
    本の感想を書かなきゃですね(笑)


    『神様の御用人』とても面白かったです!
    まるで夏目友人帳みたいでした////
    夏目は祖母×友人帳
    良彦は祖父×御用帳。。も似ています!

    振り回されながらも助けていく人の良さ
    お人よしな所も夏目にそっくり!


    本当は傍にいるのに
    見えない切なさ・・・も似てる(ノω・、)
    いつか良彦以外にも
    見える人間との出会いもあったらいい。。


    黄金はニャンコ先生みたいな存在かな♡


    くすっと笑えるお話もあり
    時にはジーンとくる切ないお話・・・
    切ないけど
    あたたかくなるような結末もあったりもして。゚(。ノωヽ。)゚。

    どのお話も良かった。。
    橋姫の回、切ないな・・・人間と神様の恋
    良彦が「伝えられなかったのは自業自得」と言ってた。。
    そうだなって・・・ハッとさせられた

    それに、忘れなきゃという橋姫に
    無理に忘れなくていい、どんな人生を歩もうと
    思い出は大切にした方がいいと・・・・・

    私も色々と気づかされたな。。ジーンときました
    報われない恋は切ない・・・



    一言主様のお話も切ないながらも
    ラストは、どこか面妖で不思議で
    あったかくなるような結末で・・・

    年神様のお話は
    「年神は昔から、人間の格好で出歩くことがあるのだ。」と黄金が言ってたけど、
    私もどこかで会ってたのかな?と
    ふとそんなことを思ってしまいました//ω・

    そんなことが本当にあったらいいなとも
    ぜひ会ってみたいものです!

    最後の語り部も良かった。。
    祖父の切実な想いと
    こういう経緯があったから、黄金とも出会えたのかな・・・


    あと、もっと自分を知った方がいいという孝太郎。。
    話の後半を読んでいくと、
    それがほめ言葉ということが分かり……
    そう思ったら意味深だなぁと思いました(〃〃)



    不思議な話や夏目友人帳の世界観も好きな人
    ハマると思います♡♡



    もう5巻も出てるんですね!すごいです♪
    まだ最初だから、これから2巻3巻と
    続けて読めるのかと思うと嬉しい限りです////

    時間がある限り読もうと思います!


    これから一話一話、どんな神様が出てくるのか…と
    思うとワクワクドキドキします(〃^^〃)

    神様も親しみやすい神様ばかりで、
    読みやすくて
    もっと色んな神様を知りたいなと思った(〃^^〃)

    話の最後に
    豆知識みたいなのもあるのも魅力です☆

    あらすじに神様クエストと書いてあったけど、
    ドラゴンクエストみたいなタイトルですね(笑)




    黄金と良彦の掛け合いも面白くて好きだな。。
    黄金が色々な初めてを知っていく・・・
    そういうのも見られるのも楽しみの一つですね!
    良彦の成長も楽しみです☆

    • Abisuさん
      夏目友人帳に例えられて、なるほどと思いました。言われるまで気がつきませんでしたが、似てますね!
      夏目友人帳に例えられて、なるほどと思いました。言われるまで気がつきませんでしたが、似てますね!
      2016/02/23
    • なめこさん
      Abisuさん:
      はじめまして、こんにちわ。
      コメントをありがとうございます(〃^^〃)

      どこか面妖で不思議なところや
      切ないけ...
      Abisuさん:
      はじめまして、こんにちわ。
      コメントをありがとうございます(〃^^〃)

      どこか面妖で不思議なところや
      切ないけど、どこかあったかいお話ばかりで。。
      夏目友人帳は妖しだけど
      この物語は神様で、
      どちらも親しみやすいものが出てきて
      そういうところも似ています。

      これから2巻、3巻と読むのが楽しみです!


      >言われるまで気がつきませんでしたが、似てますね!

      似てますよね!
      色々とコメントを書いてくださって
      嬉しかったです(*^^*)
      2016/02/25
  • 初めてライトノベルなるものを読んだけど、なかなか良い。神様が人間の願いを聞くんじゃなくて、人間が神様の願いを聞くという面白い構想で、心が癒される。
    読み出したら2~3時間で全部読めちゃう手軽さでハートウォーミングを味わえるので、値段が高くなければ価値あり。電子書籍の割引込みで400円強相当で購入。

  • フィクションではあるけれども、日本人が昔から神様を敬い慕っていたことがわかった。もふもふかわいい。

  • とても面白くて、ほっこりするお話でした。
    そしてサックリと日本の神様について知り合えて、興味を持てるようになるお話。

    そしてそして、何度黄金様をモッフモッフしたい衝動に駆られたことか…!!

    さらにほっこりした後のあの語り部。とてもジンときました。
    最後になってシリーズものだと知りましたが、続きも読んでみたいです。

  • 寺社仏閣が好きで、よく神社にもお詣りします。
    普段は一方的に神様に願い事をするばかりで、神様の思いなんて考えたこともなかったなぁ。
    神様に願い事をするなんてバカげている、というのは、なんだか救われない気がするけど、
    これから神社をお詣りするときは、今までとは違う思い、違った見方でお詣りができそうな気がします。

    じんわりと、ほっこりとするお話で、また続きを読みたいと思いました。

  • 人+神(or妖)+もふもふのパターンはかなり見飽きた感はあり・・・・。セリフのノリもお約束だなあと思いつつ、楽しく読めました。

  • 人間味のある神様ばかりで、日本古来の神様らしさが出ていたと思います。

    とても身近で本来は人と持ちつ持たれつの存在である神様とそれに振り回される良彦の関係にほっこり。

    ほのぼのとした心が温かくなる作品です。

    読みやすく、さくさく読めるのも良かった。
    次の巻も読んでみようと思います。

  • 神様の御用を聞きましょう!
    人と神様のほのぼのファンタジー。
    読み終わるとほっこりします。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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