神様の御用人 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 358
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662703

感想・レビュー・書評

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  • 内容自体は軽いけど、神の威厳とか伝統とか、そういう仰々しさを逆手にとった高度なギャグで、そういった考えさせられる滑稽さが良かった。著者が御朱印帳数冊の猛者だけあって、神社ネタも知ることができるお得なラノベ。

  • 著者の作風がよい意味で反映された作品です。平凡な日常に変わった出来事が散りばめられ、ほんわか話が展開、そしてチョットだけボケと突っ込み。基本構図は藤子不二雄。本人は神社巡りが好きだそうですが、好きこそものの上手なれということで豆知識てんこ盛りで楽しめました。続刊が出ているようですが、漫画やテレビの原作にぴったりですな。
    人は祈ってばかり、神さまの事情は考えていない。今の世相にぴったりで、いけてます。肉球の朱印が欲しくなりました。

  • 初読み作家さん。面白かったです。作者あとがきで「ほんわかして、しっとり落ち着いていて、じーんとくる話」(+ドタバタ)というコンセプトで打ち合わせたらしいですが、その通りになってます(笑)。日本の神様は八百万という名の通り人材?(柱)には事欠かないので、今後もキャラも話題も充実することでしょうw。期待してます。

  • ブグログのランキングに入っていた作品で、以前から気になっていた作品。
    神様たちの御用を聞いて回る人間、御用人。ある日その役目を命じられた良彦は、神々に振り回される。
    すごくスラスラ読みやすく、ほっこりする若干ウルウルする感じが私のツボでした。
    素直じゃないけど憎めない狐の神様黄金も想像すると可愛いし、続編も楽しんで読めそうです。

  • 趣味が御朱印集めで、何人かが面白い!というので。
    文章は簡単で、知っている神様もチラホラ。
    御朱印をこういうふうに捻ったかぁという感じです。
    ちょっと気になるのが、京都が舞台なのにみんな標準語(笑
    人気があるシリーズなのでこれから面白くなるのかなぁ。

  • 以前、神頼みばかりして神社を巡っていたので、人間と神様がコミュニケーションをとるストーリーは、とても面白かったです。

  • ファンタジー色が強すぎてしんどい。2巻の途中まで頑張って読んだけど断念。漫画みたいな内容だと思ってたら既にコミカライズされてるやん。でしょうね。

    あと日本の神話への関心が薄いと、1話毎に登場する神様の説明を読むのがだるい。正直飛ばして主人公が神様のお悩みを解決する後半部分だけつまみ読みしても理解できた。
    それと、主人公は平凡で一般的な感覚をもつごくありふれた成人男性を自称してるけど、たぶん自己認知に歪みがある。普段から相当スピや陰謀論に傾倒してるタイプじゃないと、あの早さで超常現象を受け入れたりはできないです。

  •  短編的章立てでテンポよく読める作品。もふもふの狐の可愛さと個性豊かな色々な神様が毎回出てくるため、それを楽しみに読んでいる。主人公のコンプレックスや悩みを一挙に解決はせず少しずつ解きほぐしていくような進み方も好みだ。

    追記:最終巻まで読み、最初に引き継ぎされたばかりの御用書に書かれた神名が気になって調べてみた。それぞれ風の女神シナツヒコ、川海に関する女神アマノクヒザモチ、そして9巻でアラハバキに重傷を負わされた主人公の治療・療養を指揮してくれたオオクニヌシの娘アマテルだと分かった。意外な発見があり面白い。

  • 何故か作者の代表作を読んでいなかったので今更...。浅葉作品に通底する誠実さのようなものが本作にも確かに存在していて好きだ。

  • 星の数:★★★★★

    いつも人々の願いを聞き続けている神様の御用(願い)を聞く役目を、フリーターのただの青年が担うことに!?
    個性豊かな神様のこれまた個性豊かな願いに主人公が振り回されていきます。
    有名なあの神様からマイナーな神様、あなたの身近な神様も登場しているかも…?
    ぜひ一度読んでみてください!
    (Mさんのおすすめコメント)

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00609559

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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