お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665483

感想・レビュー・書評

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  • 和菓子屋さんの店長の栗くん。無愛想で怖そうな感じがしたけどさすが浅草の人?というか。意外にも人情があった。そして謎の葵さん。彼女の正体わからなかった。落雁と和三盆って全然違くないかなと思ったけど結構ごっちゃになってる人がいるそう。小さい時から和三盆を食べて〜のくだりで「めちゃめちゃリッチだなこの家」ってショックを受けてたけど、そういうことか。和三盆だけど純粋に大納言のあんこ食べたくなる。

  • 29年6月17日読了。
    娘蔵書を借りて読む。

  • メディアワークス文庫は『ビブリア〜』以外で初めて。似鳥さんの本を読むのも初めて。和菓子が好きというだけで、過度の期待をせずに読み始めた。
    主人公の魅力に欠けるところはあるが、葵さんの正体と和菓子の豆知識を求めて機会があれば2巻以降も読むかなあ。

  • いまいちだった

    読書初心者向けって感じ
    ライトノベル感はあまりないかな
    和菓子の知識は知っているものばかりだったからそれをわざわざ描いても…って思う
    シリーズ物みたいだから徐々にマニアックな知識になっていくのかしら?
    だったら次も読んでみて良いかなぁ

  • ラノベ出身の作家さんなだけあって、読みやすかった。和菓子の描写が上手で読んでいるだけでよだれが出そうに…。絶対的な舌を持つお嬢様の葵さんは何者なのだろう。

  • ビブリア古書堂と似たような。

    葵の言い回しがなんだかニガテで。
    彼女の素性がまだ謎に包まれているけど、続きを読むかは微妙なところ。

  • 「豆大福」
    先代の味を再び味わうために。
    丁寧に丁寧にする事が全てではなくて、時には雑破にする事により程よい味わいを作る事もできるんだな。
    たった一度、味わいもせず作業工程を見ただけでそれに気づいた彼女は何者なのだろう。

    「どら焼き」
    和菓子嫌いを公言する彼に食べてもらいたいもの。
    素直になれない二人の距離は第三者が間に入る事でこんなに簡単に縮まるんだな…。
    後、餡子の作り方が思っていた以上に簡単で少し驚いた。これなら自宅で一から作る事も出来そうだな。

    「干菓子」
    小さなすれ違いから出来た溝を埋めるため。
    和三盆という砂糖がある事は知っていたが、その名の和菓子がある事は知らなかった。一度食べてみたいな。
    この人には言っても無駄だと諦めた時点で、相手との距離は開くばかりなんだろうな。

  • 下町浅草を舞台に若い和菓子屋主人と、味覚に優れた謎の女性が和菓子にまつわるちょっとした騒動を解決する…あっさり読めて、和菓子については感心…続編出てるみたいだけどまあいいかな…

  • 最近通勤時間に本を読めるようになったので、感想がおいつかない。
    この本も、読み終わってからさらに(違う本を)二冊も読了してからの感想になるので、もうメモ程度やな。

    面白かった。
    早く続きを読みたい。

    (それだけ!?) イヤそんなことはないですヨ

    天然で残念系の美少女ヒロインと、見た目は猛者なのに中身は繊細ちゅうヒーローの組み合わせって、最近流行ってんの? @ビブリア

    ビブリアとはまたちょっと違うのかもしれないけど、どこか似てるような気がする世界観でもありました。
    あっちは古本、こっちは和菓子。
    和菓子について深く書かれているのも面白いし、和菓子をテーマにここまで話を広げられるのかというのも、純粋に面白い。
    勿論すぐに続きをリクエストしました。

    装丁もよかったな。
    ちなみにこの本は、本屋パトロール中にタイトルだけ見て
    「読んでみたい」
    と、思った本のひとつやけど、図書館でリクエストにかけたら幸いにも蔵書があって、数十人くらい待ってからやっと手元に届きました。
    もちろんすぐ次の人が待っているので期日内に返却せなあかんわけやけど、それにしてもきれいな本やった。
    どう見ても新刊やわ、これ。図書館でここまで新刊の本を手にできるのもないので、ほんまにこの本、数十人の方が読んだのか? と、ヘンに疑問に感じたわ。笑


    登場人物同士のかけあいが面白い。
    ひねりすぎた例えや、「いかにも」なつっこみがあるわけじゃないのに、「クスッ」と、笑ってしまう。
    葵の間延びしたしゃべり方は、書きようによってはイラッとしそうなものなのに、なんでか抵抗がなかったのは、会話のリズムがいいからやろうなあ。

    会話からここまで情景が読み取れるのもすごいな。
    そういうのこそライトノベルならではやと思うので、ライトノベルがすきなんだよなあ。
    電撃文庫をライトノベルっていうてええんか、もうちょっとわからんけど(笑)。

    それにしても和菓子の薀蓄も面白かった。
    先日の茶道の話といい、日本の文化って、なんか、いいなあ。どうして私はそういうものにまったく馴染みがないんやろう。
    そういう人のほうが多いのはわかってるけど、それがもったいないような気がしてきたのは、年齢のせいかしら? ^^

    (2015.07.10)

  • 繊細で奥深い。日本人の心をかたどった甘味ー和菓子。

    下町浅草の和菓子屋を舞台に、日常の小さな謎ともつれた人の結びを和菓子が優しく紐解く。

    『豆大福』『どら焼き』『干菓子』の和菓子にまつわる3編。
    とにかく読みやすいが、自分にはそれが少し物足りなさを感じた。
    中の目次のデザインがかわいい。


    『間違いを犯すまで大切なことに気づかないーなぜなら人は痛みを感じ、それと共に歩むことで、成熟していく生き物だから』


    和菓子って季節の移ろいを巧みな技術で表していて、本当に綺麗ですよね~
    七夕シーズンの和菓子は圧巻でした
    澄んだブルーの寒天の中に金粉をまき散らして夜空に見立てたゼリーとか。食べられないわ(笑)

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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