お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665483

感想・レビュー・書評

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  • 似鳥航一の下町和菓子栗丸堂を読みました。

    親が事故で急死してしまったため、大学を休学して和菓子屋の栗丸堂を継いだ栗田仁。
    そこに現われたのは美人だけど会話には天然が入っている、でも和菓子の知識は玄人級という葵。
    栗田と葵は近所から持ち込まれる謎を豊富な和菓子の知識を元に解決していくのでした。

    よくあるパターンなんだけど、つい引き込まれて読んでしまいました。

  • 主人公の栗田がまだ10代って!とか、
    端々でやけに古めかしい言い回しを使ったりとか
    若干引っかかる部分があるけど、内容はとても面白い。

    問題が起きると和菓子屋らしく和菓子をきっかけに解決。
    薀蓄の出し方がお仕着せがましくなくて良い。
    流れの中で自然と出てくるし、和菓子の素人には新鮮な驚きばかり。
    思わずメモってしまったわw

    葵さんのキャラが最高に良いw
    すっとぼけてそうで、和菓子の造詣が深く、頭の回転が速い。
    なにより、一緒にいて楽しそうな雰囲気なのが良い。
    でも、語尾伸ばしたしゃべり方とかはワザと演じてるのかなって印象。
    最後まで素性がわからないままだったけど、今まで海外生活していたような感じ。
    ラストで、過去に何か大変な事があったんだろうなと思わせる場面が。

    堅苦しくなく全体的に明るい雰囲気でたまに泣かせる良いお話でした。
    続編出てるのかな? 出てるなら是非とも読みたい!
    栗田と葵さんと由加の三角関係は今後どうなるかも気になるしねw

    あっ、この本読んでると無性に和菓子が食べたくなりますので気を付けて。

  • ジャケ借り。

    普通かと思います。中1の娘は「女の子が可愛くない!」兎に角ついて行けない。と言っておりました。うーん私にはわからないのですが、彼女には合わなかったようで残念。和菓子のアンは気に入ってくれたのになあ。

    和菓子屋さんは代替えするとガックリ味が落ちてしまう所が本当に多い。Oの豆大福も、Tの苺大福も値段が上がる事に反比例して食べる度にガッカリ。手練りの餡職人は寿命が短いと言われる程の重労働。真面目なだけでは経営も傾いてしまう、商売って難しいね。美味しい和菓子に出逢えたら、もっともっと感謝をしようと思いました。

    私は続きも読んでみたいと思っております。

    ベビーカステラ食べたい。

  • 「下町和菓子栗丸堂1/似鳥航一」読了
    読みやすく楽しい!
    和菓子が食べたくなるだけでなく
    ちゃんと作りたくなる、そんな物語
    浅草、素敵ね~
    温かい人情、頑固な不器用さ
    そしてまっつぐな心意気
    《まっすぐ》ではなく《まっつぐ》←重要(笑)
    しかし葵さんの素性が気になる…

    そして・・・
    軽い気持ちで作ってみた、おはぎ、お汁粉et.c.
    全部、市販の餡子から作ったからな…
    下町和菓子栗丸堂読んだら
    ちゃんと愛情込めて作ってみたくなった(笑)
    近々、ちゃんと小豆から作ってみよう

  • 和菓子の店を受け着いた主人公が紹介されたのは
    やたらに和菓子に詳しい、和菓子美人。

    連続短編で、豆大福、どら焼き、干菓子の3作。
    どれもこれも美味しそうで、どんな風に作るのか
    ポイントなども書いてあるので、自分で作れそう、と
    錯覚しそうな感じです。
    使えそうな知識も増えて行くので
    それもまた楽しいかとw

    最初の話では…落ちの落ちに、これはちょっと
    分かれというのが酷では? な展開。
    どら焼きでは、カステラの分類に驚き
    干菓子では一緒にされていた事に呆然。
    さすがに作り方は知りませんが
    3つ目は…ありえない。

    和菓子職人の主人公は、頑固な感じかと思ったら
    ごく普通の青年でした。
    紹介された女性の方が、謎だらけ。
    さらっと読んで終了してますが
    ライターの彼女もぶっとんでるかと。
    いやでもヒロイン(?)で誤魔化されているだけで
    実は周囲は灰汁が強い??
    ど、どうなのでしょう??w

  • 妹からの譲受。

    以前読んだ、デパ地下の「和菓子のアン」っぽいのかな?と思いました。
    こちらは浅草の小売店、というところで街の様子とか、事件の事情は違いますが
    なんかあっさりというか、物足りなさを感じました。

    続編を予告している感で終わりました。
    妹からの回ってきたら読むかもしれません。

  • ん~~、この手の話、最近ものすご~く多くて食傷気味。ほんと飽きた。【飲食系(和洋菓子・喫茶など)・本関係(古書・図書館など)】×【日常ミステリー】×【ラブ要素】のテンプレートで、感想は『食べたくなった・読みたくなった・甘々・ほっこり』で収まってしまう。もっと意外性が欲しい。

  • 舞台は浅草の一角にある和菓子屋の栗丸堂。大学を休学して、亡き父親の店を継いだ若い主人公の栗田仁。
    和菓子をテーマにして、爽やかな騒動を下町の人情が解決していく。主人公を取り巻く若い人たちの爽やかな感じが、非常に読後感を良くしている。
    シリーズ物。次回作も期待。

  • 浅草の老舗和菓子屋が舞台のコージーミステリー。
    キャラクター設定が若い読者向けなのはメディアワークスなので当然だと割り切れば、家の近所が舞台なので情景が想像でき、また和菓子に関する蘊蓄も興味深いので、続けて読んでみようとと思う。

  •  和菓子を主軸に、主人公の周囲で起きる様々な問題を解決してゆく、という構成が面白い。

     東京下町の雰囲気もよい方向にマッチして、あたたかみのある話になっている。

     登場人物の中にはまだ謎を残しているものもいるので、今後の展開が楽しみである。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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