ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1722
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048682886

感想・レビュー・書評

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  • 紅玉さんのふわふわした世界観のファンタジーが好きだったので、現代小説か・・・と敬遠してしばらく本棚で眠っていました。でも、そのおぼつかないような雰囲気が、不安定な女子高生たちをそのまま表していたと思います。私はもう成人していますが、感情移入して一気に読んでしまいました。

  • 痛々しくもあるんだけれど、感情・言葉の一端一端が懐かしい。

  • 自分達はとてもよく死んでしまいたくなるし、そして実際、心はすく死に至る。でもそれは、肉体の死ではない、と思う。
     死にたいと呟く。けれどその呟きがなんの効力も示さないように、自分達はもうどこにもいけない。
    (P.160)

  • ねえ、わたし、こんなに、チョコレート色の血をしているのに。

  • 4人の女の子の暗い部分を上手に描いていて、なんだかリアルでした。卒業の日、今まで続いていた生活が変わってしまう。この場所にいる人達に会うのも最後なのかな?って不安な気持ち私にもあった気がする。

  • それが嘘だと知ってもなお彼を愛す。
    生きるってむつかしい。

  • 最後まで読みづらさがなくならなかったです。でも話の内容は嫌いじゃないかな。ちょうど自分の世代だからか、言ってることは少し分かるような気がしました。

  • 四人の少女がリアルで、ああ、こういう子いるな。とか私にもこんな部分があったな。と共感して読んでいきました。 明るい話ではないですが、彼女たちの心情がとても丁寧に書かれて、とても好きです。

  • 泣いた
    受験生には向かないかも…でも良かった…

  • 紅玉さんの作品はやっぱり痛くて好きだな、と毎度思う。
    痛すぎても辛いだけだし、苦しいだけ。そんな中で愛おしさを描くのが紅玉さん。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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