- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048739597
感想・レビュー・書評
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雪冤…
冤罪をはらすという意味です。
父が死刑が求刑された息子の無罪を信じて、
死刑執行までになんとか、と事件の真相を探るお話しです。
真実が解き明かされ、めでたく息子は釈放。
父子の絆を取り戻す…
という感動のミステリーを想像してください。
その想像はみごとに裏切られます。
終盤、真実が急に沢山明らかになりすぎて、混乱、というか面倒くささはありましたが、
暗さと、ビックリ度が高く、とても好みでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと描写がわかりにくかったけど、まあまあ楽しめた。慎一の気持ちをもう少し溜められていたら感動したのかなと思うが、そこが浅く残念。
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死刑制度について、著者の思いみたいなものはよく伝わってきました。
しかし、ミステリーとしては最後の方でこねくり回し過ぎのような感じでしたね。 -
テーマは重く、ちとややこしく、難しい。
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冤罪の問題と死刑存置論をごちゃまぜにしてはいけない。たしかにそう思った。
最後までハラハラドキドキ。読んでソンはないと思う。
個人的に、京都のなじみ深い地名が頻出してきて、舞台となる場所はほぼ知っているので、イメージしやすかった!