ドラフィル!: 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄 (メディアワークス文庫 み 3-3)
- アスキー・メディアワークス (2012年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048864756
感想・レビュー・書評
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どう考えても人数的にも実力的にもかなり恵まれたアマオケなのでは、とかオケでユーフォニアムはまず出番がないよね、とか本筋とは関係ないところでついつい羨ましく思ったり突っ込んだりしながらも、楽しく読めました。
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音大を出たけれど音楽で食べる当てのないヴァイオリニストの青年・響介。
叔父の伝手で行き着いた先は竜が破壊の限りを尽くした―と思える程に何もない町、竜ヶ坂の商店街の有志で構成されたアマチュアオーケストラだった。
激烈個性的な面子で構成されたそのアマオケを仕切るボスは、車椅子に乗った男勝りの若い女性、七緒。
彼女はオケが抱えている無理難題を半ば強引に響介へ押し付けてきて―!?
竜ヶ坂商店街フィルハーモニー、通称『ドラフィル』を舞台に贈る、音楽とそれを愛する人々の物語。 -
そういうことか~。なるほど~とちょっとつながった気がする。
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先日来、特急便ガールなんか読んでたのは、本当はこれが読みたいんだけど、先に、あっちを読んでおくべきと思ってたからなんですよ、とか後付けする。
正直、これは好き。細々としたエピソードはぜーんぶ放っておいて、何を弾いてもいいといいながら、七緒が指揮した瞬間、ブラコンになってしまったというシーンが素晴らしい。結構、ごり押しな文章を書くんだねとか思いました。で、強引に読まされる体験が快感で、わくわくします。
本当は続編があるの知ってますけど、単品で終わっててもよかったかな?でも続編読もうと思ってるけどね。あと、さよならドビュッシーとか思い出さないほうが幸せになれます。嫌みを言ってるんじゃありません。ぜんぜん違いますよ。 -
ああ、透明な主人公とキャラが立った登場人物たちが織りなすハートウォーミングストーリーね、と高をくくってた。音楽表現が圧倒的に素晴らしい。音色、楽曲の描写が多彩、華麗。「惜しげも無く」と言いたいくらいレトリックを駆使し読んでいるだけで音に包まれる感覚を味わえる。
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【寂れた町に、オーケストラと言う名の『ドラゴン』が舞い降りる――!!】
音大を出たけれど音楽で食べていく当てのないヴァイオリニストの青年・響介。叔父から紹介されて彼がやってきたのは竜が舞い降りた――と思われる程に何もない町、竜ヶ坂の商店街の有志が集まったアマチュアオーケストラだった。
魚屋のおっさんから女子高生、スナックのママまで、激烈個性的な面子で構成されたそのアマオケを仕切るボスは、車椅子に乗った男勝りの若い女性、七緒。彼女はオケが抱えている無理難題を半ば強引に響介へ押し付けてきて――!? -
吹奏楽をやっていた人ならわかる本でしょうか。
楽器や曲に関しての知識は詰め込まれていましたが、ストーリーがその分隙間だらけかなという印象です。
音楽に詳しくないと曲名が書かれていても読んでいるだけではその旋律は聞こえてこないので物語に入り込みにくかったです。 -
20140818
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やっぱりそう来るか~と思ってしまったのが正直。それから響介の魅力をもっと伝えて、教えてほしかった!伝わってくるのは七緒ちゃんの魅力ばかりだったように思えたので、響介の見せ場をもっと見てみたかったです。
好きなものに魅せられて、繋がる絆が温かい1冊でした。オーケストラは1人じゃつくれないものね。