風の歌を聴け (講談社文庫 む 6-1)

著者 :
  • 講談社
3.47
  • (289)
  • (330)
  • (909)
  • (99)
  • (21)
本棚登録 : 3692
感想 : 440
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061317772

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中学1年生だか2年生だか、授業中に読んでいた。

    とても、クールな文体。
    無駄なものがない、突き放したような。

  • 大好きな本

  • この作品は村上春樹のデビュー作。
    海辺の町に帰省した「僕」のひと夏のお話し。全体的に軽いタッチで、さらさらと流れていくような印象を受ける。「僕」の他人に深く関わらないスタンスが、スマートにも見え、悲しくも見える。
    そんな「僕」が影響を受けた作家として「デレク・ハートフィールド」という作家の名が挙がる。あとがきにおいても、「デレク・ハートフィールドという作家に出会わなければ小説なんて書かなかっただろう」と書いている。
    しかし、この「デレク・ハートフィールド」という作家。村上春樹が作り上げた架空の小説家なのである。あとがきにも「村上春樹」という署名があるが、つまり、あとがきまでも含め、小説という体制なのだ。そこに村上春樹が作り出した「作家・村上春樹」というのも存在するということだ。架空の村上春樹が書いた小説、と言えるだろうか。
    不思議な雰囲気を漂わせる小説であることも頷ける気がする。

  • "913-M
    人気作家コーナー","

  • 風の歌を聴け (講談社文庫)

  • 風の歌を聴け (講談社文庫)

  • 村上春樹のデビュー作品らしい。

    この頃から描写が細かい。

  • 村上春樹の書いてきた本のほとんどはここに詰まっているよね。したがって、これを読めばあとは読む必要ないんじゃないかな。これ以後の作品にくらべ、非常に軽快な文章と読後の爽快さも村上小説の中では一番だと思う。

  • デレクハートフィールド探してしまった!春樹の文章は煙に巻かれていく感じが好き。はじめから日本語なのに翻訳ものを読んでいる錯覚に陥る。

  • 2017年5月14日に紹介されました!

全440件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
吉本ばなな
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×