- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061317772
感想・レビュー・書評
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中学1年生だか2年生だか、授業中に読んでいた。
とても、クールな文体。
無駄なものがない、突き放したような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きな本
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この作品は村上春樹のデビュー作。
海辺の町に帰省した「僕」のひと夏のお話し。全体的に軽いタッチで、さらさらと流れていくような印象を受ける。「僕」の他人に深く関わらないスタンスが、スマートにも見え、悲しくも見える。
そんな「僕」が影響を受けた作家として「デレク・ハートフィールド」という作家の名が挙がる。あとがきにおいても、「デレク・ハートフィールドという作家に出会わなければ小説なんて書かなかっただろう」と書いている。
しかし、この「デレク・ハートフィールド」という作家。村上春樹が作り上げた架空の小説家なのである。あとがきにも「村上春樹」という署名があるが、つまり、あとがきまでも含め、小説という体制なのだ。そこに村上春樹が作り出した「作家・村上春樹」というのも存在するということだ。架空の村上春樹が書いた小説、と言えるだろうか。
不思議な雰囲気を漂わせる小説であることも頷ける気がする。 -
"913-M
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風の歌を聴け (講談社文庫)
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風の歌を聴け (講談社文庫)
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村上春樹のデビュー作品らしい。
この頃から描写が細かい。 -
村上春樹の書いてきた本のほとんどはここに詰まっているよね。したがって、これを読めばあとは読む必要ないんじゃないかな。これ以後の作品にくらべ、非常に軽快な文章と読後の爽快さも村上小説の中では一番だと思う。
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デレクハートフィールド探してしまった!春樹の文章は煙に巻かれていく感じが好き。はじめから日本語なのに翻訳ものを読んでいる錯覚に陥る。
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2017年5月14日に紹介されました!