夏のレプリカ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820005

感想・レビュー・書評

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  • メモ:「見えない男」を思い出した。素生とロッキーの対比にはhttp://ow.ly/g8BY1 されてしまった。
    杜萌はすきだ。
    チェスシーンにとてもどきどきした。スカイ・クロラみたい。
    でもラストのシーンはちょっと不要に感じた。

  • 本シリーズの中で一番せつない作品。
    萌絵の高校時代の同級生、杜萌を中心に話は進んでいきます。
    端々で見せる杜萌の思考が、すごくクールで
    それが逆に本筋を際立たせたんじゃないかな、と思う。
    「普段はこんなにクールなのに、そのことだけは
     この後どうなる、ってことを考えられないほど嵌まり込んでいたんだな」って。

    悲しい結末です。

  • 前作と並行して起きた別の事件。
    S&M視点とは違う進行の仕方だが…要所はちゃんと〆てますね。
    ただ、前作から感じているのだが、やや後出しジャンケン的な要素が強いかな。
    それとも、自分の思考が固いのか…多分、後者だな(^_^;)

  • 腑に落ちないぃぃぃ!
    結局彼は何故ああなったのか!
    ラストがちょっと曖昧でもやもや。

    でも中々見事な真相でした。
    わかってから読み直すとなるほどな展開。面白かったです。

  • 結局、お兄さんの失踪事件はどういう事だったの?

  • 結末と事件の概要が本当に面白い。結末に脱帽。萌絵が涙を流すまで、全く予想のつかない展開。アンハッピーエンドの中のささやかなハッピーエンド。
    事件自体は地味だけど、推理ものらしい展開とプロセスを踏んでいる。杜萌に視点をおいて描かれていたのがとてもよかった。最後の数ページで、それまでに曖昧だったものがすべて払拭され、きれいに一つの筋が形成される。最初、犀川先生や萌絵の登場シーンがあまりにも少ないから、番外編のような形で展開していくのかとも思ったけど、それが後々とてもいい効果を引き起こしている。推理形態としては、わたしは全シリーズの中でもかなり好き。いつもは、犀川先生や萌絵の視点を通して、二人の関係性や心理情景と哲学的思考概念を楽しみながら読む推理小説、というカテゴリーだったけど、これは本格的なミステリー。とにかく事件が楽しめる。

  • チェスのシーンが秀逸でしょうか。ここで種明かしに入るんだと、いきなりの展開には驚き。どうしても分からない謎が残ったので、後日再読予定です・w・

  • 読了。
    哀しい話。
    素生はどうしているのだろうか。

  • 終盤のチェスシーンが切ない。

  • シリーズ7巻。前巻と同時期に起こったもう1つの事件の偶数章で書かれた巻。
    誘拐事件から唐突に起こった殺人事件に驚いた。
    犯人の名前を聞いた直後は最も信じられなかったのだけれど、最後の推理を聞き、初めから読み返してみると成程という驚きと納得しか出てこない。

    あ、今作は(萌絵が直接関わった事件じゃないかな?)珍しく密室殺人じゃなかったな!

    それにしても、今まで好奇心で事件に関わってきた萌絵だけど今回のラストは少し悲しかったですね・・・

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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