夏のレプリカ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820005

感想・レビュー・書評

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  • 読後感が……
    すごく……悪いです……

  • 一連の密室ものよりも、今回のお話のほうが読みやすく、私には面白かった。密室ものを読む時は、最初の山を越えるまでが忍耐だもん・・・
    2009.10.03

  • 偶数の方。

  • トラウマかも。

  • この作品は、ぜひ前作『幻惑の死と使途』と交互に読んでみてほしい。
    何かの記念品として、合わさった本ができればいいのにと思う。

  • 萌絵と頭の中でチェス対戦する簑沢杜萌。
    簑沢一家の誘拐→犯人2名の死体。
    杜萌の拉致→逃走する犯人1名。
    義理の兄簑沢素生の行方。

  • S&Mシリーズ 7

  • 「幻惑の死と使途」が奇数章で、こちらは偶数章。1章で再会した親友がメインの事件となる。いわゆる分岐で物語が分かれた形にはなるが、同時進行でS&Mコンビ物にはなっている。
    試みは面白いけど、面倒なだけで成功とは言えないんじゃないかなぁ、マンネリ打破の小細工という感じがする。内容も人物もしっくりこない。出番は少ないけど、レギュラー陣の会話がやっぱり面白い。

  • S&Mシリーズではあるが、S&Mが途中参加
    Mの親友が巻き込まれた事件

  • おそらくこれはスルメのように読む度味が出るのではないかと思う。
    舐めただけでは後味が悪い。だけど二度と味わいたくないわけではない。分からないところが多いのだ。

    簑沢杜萌という犀川先生でも萌絵でもない、一味違った主体が、大部分を占めたところに、今作で起きた事件の意味合いを深めるポイントがあったのではないか、と思う。きっと萌絵主体では描ききれなかった、ともすれば誤解やひずみを生じさせてしまったのかもしれない。意味のない虚を生み出してしまったかもしれない。
    「幻惑の死と使途」のパラレルストーリー。
    前作が鮮やかな色彩を持って花火のように散ったのならば、こちらは灰色の煙が立ち消えるように緩やかに。掴みどころがないわけではない。確かな残り香がそこに強烈に存在するだけ。有里匠幻は、簑沢素生は、どこへいったのだろう。その光も香りもたしかにあった。
    そう考えながらも世界は存在し続け萌絵の日常も帰ってくる。その落差に価値があるのではないだろうか。

    前作が平行に進みながらもインパクトが強かったためにどうしても日陰になってしまう印象はあった、だがそこがいい。
    前作ほど完成度がなかったような気がどうにも否めないので、残念ながら★5には至らず。


    通して何度も書いているが、犀川先生と世津子の会話に四季-冬-の存在を感じてしまった。世津子のお腹の子が生まれた後に、犀川先生が再び世津子に会いに行くシーンがおそらく予想されるが、そのときの描写が個人的に楽しみでならない。あるのかも分からないことに期待するのはどうかと思うが(笑)

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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