夏のレプリカ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820005

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    杜萌と萌絵のコントラストが、特にラストのチェスでのシーンがとてもよかった。
    初読のときに気付けなかった、蓑沢家それぞれが抱える心情、闇が少しだけわかった気がする。

    萌絵は終盤に向けてどんどん成長していくな〜

  • 幻惑の死と使途の事件と同時期に起こった誘拐、殺人事件という設定。最後の謎解きまで萌絵はあまり出てこず、友人の杜萌を中心に話が進む。最後までおもしろかった。

  • 簑沢杜萌に女性の心の相克を見ました。それで満足。

  • OL時代、途中で挫折してたのを改めて図書館で見つけて読んだ。
    レプリカはreplaceableって言うのか。最後は鳥肌がたった。対のもう1冊も早く読みたい。

  • 夏シリーズ第2段。 いま読むからこそ楽しめる、数々の伏線も。 初読は半年前。結末以外はほとんど覚えてなくて、過程がものすごく楽しめた(記憶力の悪い自分万歳)やはり、ミステリィは結論や犯人、動機じゃなく、過程こそ楽しい。 それにしても、S&M。会話がキレッキレ。かなりたくさん、森作品を読んだ現在にそう思うのだから、本当に先生はすごいなと思う。 あらためて、これはシリーズの中でも人にオススメできる一冊。ミステリィ初心者でも楽しめると思います。 「ハノイの塔にだって、うってつけだ」

  • 夏になると読み返したくなる一冊。
    何度でも読み返せる。

  • S&Mシリーズ、長編7作目。
    前作「幻惑の死と使途」と同時系列に進行。偶数章の巻。

    意外な犯人。正直こういう犯人のパターンはあまり好きではない。確かに筋道立っているし、これも一つの本格モノと言えるのだろうが。
    萌絵ちゃんにとっては、辛いけどいい経験になるんじゃないかな。西畑さんのキャラが好き。再登場してくれることを希望。最後の素生の描写は必要だったんだろうか?狙ったものかもしれないけれど、私はあざとく感じてしまった。一気に興ざめ。
    あと、もうちょっと前作とのコラボし掛けがあるのかと思いきや、単に同時進行で起こっただけということみたい。それも拍子抜け。

  • S&Mシリーズ 7作目
    2012.12/15

  • 偶数の章も読了。このシリーズ、あと3冊かぁ。

  • 長編小説。S&Mシリーズ第7巻。萌絵の友達が誘拐事件に巻き込まれる。血縁のない県議の義父に盲目の詩人の義兄、通いの家政婦、大きなお屋敷。血のつながりのある母と姉もしばらく疎遠だったのでなんだか他人のような距離感。萌絵同様お嬢様な話し方や生活様式など、少し古典風な舞台にわくわくする。事件自体はあっさり幕を引くが、動機やちりばめられた謎が最後まで引っ張る。相変わらずお見通しな犀川先生のこのスタイルにもやっと慣れてきた感じ。今回は出番少なめ。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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