夏のレプリカ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820005

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく予想はできた展開だったけど。

    その結末を望まなかったけど。

  • 何回読んでも、この作品は悲しい。
    でも、ラストの犀川先生は暖かくて優しいなぁ。
    でも、この作品もよく分からなかった(笑)

  • チェスのシーンが好き…だけど苦しいというか痛々しいというか。でもおもしろかった。

  • 11.09.10読了。二度目を読んだからノベルスの方をあげる。てか4回位読んだか。切ないね、切なすぎるよ簑沢杜萌。

  • 「若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って、嫌いなものを一所懸命探している。そうすることで、自分が明確になると信じている。」

    鳴り響く銃声。
    ミステリとしても、文学作品としても、森博嗣の良い所が随所に出て居る作品だと思う。
    個人的に、森博嗣の主要登場人物以外では、杜萌が一番好きだと思う。
    殺しても良いのにと呟きながら、引き金に手を掛ける。
    誰しもが、杜萌の持つ願望を胸の内に潜ませているような気がする。

    夏になると、思い出す作品。

  • 2001年5月1日読了。

  • ―REPLICABLE SUMMER―
    エピグラフ:「冗談に殺す」夢野久作


    とても切ないお話です。
    過去の、恋愛とも兄妹愛とも言える義兄への感情と、
    現在の恋人への、見境のないような感情。
    うつくしい思い出と、隠蔽された思い出。
    破滅に向かう清々しさ。
    最後に素生が登場したことにより、救われたような読後感を味わいました。

  • 森博嗣の言葉の選び方はすき。
    ところどころ、この表現は理系人間じゃないとわかんないだろうなぁ、とニヤニヤしてしまう。
    ただ、もうちょっとスリムにならないかなぁ、とも思う。
    つかれるつかれる。

  • ミステリでは特定の人物の目線で考えると犯人がわからなくなるもの(主人公の恋人や友人、親族等)があるけど、これはまさにそんなかんじ。



    ちなみにこの作品と遂になっている幻惑は何年か前に既に読了済みだけど二つを交互に一章ずつ読んでいくと実際に事件が起きてる順番(萌絵の思考の順番)になって面白いかも。

    ただ、そんなことしたら私にはついていくのがやっとで謎解きしてる暇はなさそうだけど笑

  • 「幻惑の死と使途」と同時期に起こった誘拐殺人事件。今回は萌絵ちゃんの親友が主役。偶数章だけなので、前作と時系列合わせて読むのも面白いかも。犯人意外で驚いた。チェスのルール知ってるともっと楽しめたかな?

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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