- Amazon.co.jp ・本 (752ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822931
感想・レビュー・書評
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久しぶりの再読。
以前は地味でつまらないと思ったが、今回は凄く面白く読めた。歳とったのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京極堂シリーズだ。
やっとこさ、このシリーズの未読本を読む気になった。
「姑獲鳥の夏」を読んだのが2003年の夏。
ちょうどこの本が出た頃かな?その頃下の子がお腹にいて、激暑の中、フウフウ言いながら読んだ事を覚えてる。
おどろおどろしくてとても胎教に悪そうな話だったけど、すっかりはまってしまって出産前に「塗仏~」まで読んでしまった。
なのに産んだらそれこそ憑き物が落ちたみたいにすっかり読む気が失せてしまった。
で、図書館で見つけておお!そういえば読んで無いヮと手にとった。
…「鳥の城」の主、由良氏の花嫁は過去に4度とも初夜に殺された。
そして5度目の婚礼で花嫁を守るべく探偵榎木津と小説家の関口がむかった…。
とにかく思ったのが今回すごい話の筋がシンプル!ってこと。
おかげでほんとにすいすい読めた。
まあ、この人かなって最初からわかっても、さすが。
最後まで読んだらほんとに面白い。
関口も「塗仏~」ではほんとに苛々させられたけど、
今回はなかなかちゃんとがんばっていたし。
ああ、最高。面白かった。 -
10年ぶりくらいの再読。大オチは覚えていたのでサクサク読めました。
なのに真相解明の場面では号泣してしまいました。悲しい話です。 -
「2004本屋大賞 9位」
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/574736 -
深い哲学的な着想はもう言葉がでない。
ひとつの事実に二つの真実。真実は世界観・常識に基づく解釈。
「迷信と云うのは、通用する場所では常識であり真実なんです。ならば――僕達は、例えば鶴を恐れる文化を持つ人人に対し、それは迷信なのだと啓蒙する権利があるのでしょうか」
伯爵の世界にたって、関口との会話を読み返してみれば、本当に切なくなる。伯爵は本ではわからないからちゃんと質問していたのだ。かみ合わないという関口の完成もその通りなのだ。
ではどうすればよかったのか。
姑獲鳥についてこってりレクチャー有 -
「邪魅の雫」を読んでいて、知らない登場人物がいたので、その前の物語を読んでないことに気づきました。(^^;
由良家の伯爵が結婚すると、花嫁が初夜の翌日に殺される事件が起きていました。それが一度ならず、過去に何度も同じ状況で事件が起きていたのです。
伯爵が5回目の結婚をすることになり、花嫁を守るために探偵の榎木津と小説家の関口が伯爵の屋敷に招かれました。
存在とはという哲学的な議論から、儒学にまつわる議論なども織り込まれていて、面白かったです。 -
ひさーびさの再読。
あれ、これいけんじゃない、伯爵と関君でいけるよね、と。 -
【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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勘の良い人なら序盤で犯人と動機を看破できます。あの関口くんでさえ看破できた事件なので。これは京極堂シリーズの中では一番シンプルな話ではないかと.....この事からやや期待はずれと思う方もいますが、これはこれでなかなかの読み応えのある一冊でした。楽しみ方としては、読者=関口くんとして楽しむが一番かと。最後にスッキリと憑き物も落とされますので。