- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061848924
感想・レビュー・書評
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ワタナベと直子、二人の主人公を通じて描かれる生と死。
京都の施設での直子との再会までが描かれる上巻。
上巻の冒頭で37歳のワタナベはドイツに向かっている。
当然ワタナベがドイツに向かうであろう下巻。二人はどうなっていくのか・・・
個人的には「1Q84」に続いて2作目となる村上作品。
女性作家のような小説を書く印象を抱いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「生」が描かれる事によって、「死」が一層浮き彫りになっている。
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生きることも愛することもできやしない。
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中学の時に「あ~、エロいの読んでる」とからかわれて読むのを止めてしまった作品。
村上春樹自体ほとんど読んでなかったけど、文体が女性っぽいかな。
少女漫画的というか。小難しい表現を使わず、さらっと読める。
ただやっぱり男が書いていると感じたのは、直子が性的にやけに能弁な所。直子のキャラだったら、あんなペラペラしゃべるとは思えないのですが…
話自体は別にエロくもないけどね。
3回目。
読むたびに突撃隊とかどうでもいいことばかり覚えていて、本筋を忘れている自分に驚く。
今回特に感じたのは、主人公ワタナベのデリカシーのなさ。
直子に対してもみどりに対しても。
ただやりたいだけなの?
お見舞いに行ってまで、何してんの?って感じ。 -
高校の時はわからなかったこととか当時の方がわかっていたこととか。
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うっかり読みハマってしまった…。
内容ははっきり言って重い。
けど、ハマる。そんな感じ。
彼らは難しいことを考えている。(大学生とは思えない?!)
難しいんだけれど、でも、わからなくもない。
思春期と言われる年頃に、かけがえのない人を亡くして味わった喪失感は本人でも気づかないところに根深く残るものだと思った。
そこからどうやって再生していくか。
下巻読書中。 -
中学生か高校生かの時にハルキストの兄姉の影響で読むもエロいというだけの感想だったものの、映画を見て再読することにした。
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細かい描写に惹かれるものがある。
初めて読んだ村上春樹作品。 -
一般には非常に評価されている本作だが、主人公と自分とでは育った時代背景、環境が違いすぎて、あまり共感できる部分がなかった。