- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061848924
感想・レビュー・書評
-
発表された1年後くらいに読んで、約25年ぶりの再読。だいぶ印象違うかな。主人公はとても不器用なんだ。当時「世間に騒がれているチャラい作家」という先入観も捨て切れなかったけども、今の目でみると作者はずっと真剣に物語を紡いでいるだことも伝わってきた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
村上春樹の良さと、村上春樹にしては珍しい読みやすさがあった
-
お手上げ
-
★評価は再読終了後に。
この本が爆発的に売れたのはあの印象的な装丁も効いている気がするけど、やはり発売当時の時代とマッチしたんではないかと推察す(発売当時は本を読む習慣さえないガキでしたから)。皆バブルに浮かれているようで何かおかしいと薄々感じていたからこその流行的売れ行きだったのかと。しかし流行となったところが逆にバブルっぽい感じがして皮肉めいている気もする。
この上巻では誰もが「踏み込まない」。直感なのか、自覚的なのかキャラクターそれぞれだが、ともかく踏み込まずに周りを徘徊するよう。しかし確かにその代償、しかも大きな代償を払わされている、そのことについても何となくではあっても誰もが気付いている。怯えていては駄目なんだが、分かってはいるが動けない。村上春樹の変わらないテーマの一つの形かな。
当方の十八番”内容忘却”もあり、楽しみに下巻に進みます。(とは言いつつ突撃隊のエピソードは何となく覚えていた、初読当時よほど印象的だったんだろう。) -
よかったです
-
最初に手をつけた村上春樹の小説。ネガティブで深い。
-
レジェンド
-
高校時代に読んだときは単なる官能小説だと思った。それから随分長い時間を隔てて、読み返したこの作品。当時に比べれば自分の読書レベルも格段に上がったと思うが、やはりどうも好きになれない。
似たような話に同作家の蜂蜜パイという短編が挙げられるが、それを無意味に長編に引き伸ばしただけに思える。 -
ブクログ始めてから、初めての再読。
以前とは、私自身の視点が変わっていることに気付かされました。
ワタナベくんの視点から、直子とレイコさんの視点へ。
つまり、それだけ年を重ねたということなのですが。
静かな声で会話をする場面がずっと記憶に残っていて、改めてその場面を読んで、私自身がそんな静かな場を今いくつか持っていることに気付いて。
静かさが、静かな場がそこにあることが、切なく、胸に響きました。
後半、どんな場面に自分が反応していくのか、たのしみです。 -
中学時代に読んだ本。
恐らく最初に読んだ、本格的な小説。
エロい描写が多く、何が面白かったのか今でも定かではないが、
といあえず面白かった記憶だけはあるww
これを期に村上はるきにはまろうとするが
他の作品はまったく頭に入ってこなかった記憶しかない。