御手洗潔のダンス (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061854383

感想・レビュー・書評

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  • 「山高帽のイカロス」「ある騎士の物語」「舞踏病」「近況報告」の四編。

    短編は切れ味すっきり、後味さっぱりで読みやすい。
    「近況報告」ではまさに彼らの日常がえがかれていて、御手洗ファン、石岡ファン必読。

  • 「ある騎士の物語」がストーリーとして好きです。ミステリーとしては「舞踏病」バランスよかったのは「山高帽のイカロス」です。おぢさんたちの日常も好き。楽しかったです!

  • 既に何十回読んでるか分からない。
    人生のポイントで物凄く影響を受けたものの一つがこの御手洗シリーズ。権力に媚びないってこういうことか、他者に優しいってこういうことかと、出あった当初個人的に悩んでた事項に回答を与えられた気がしたものだ。

    作中の、経済と麻薬と戦争と脳内麻薬エンドルフィンのくだりが好き。

  • 前回の短編集よりキャラクター小説要素の強い感。「近況報告」以外はちゃんとミステリーだし、特に「舞踏病」は長編に勝るとも劣らない面白さだった。「山高帽のイカロス」のトリックも中々痛快。
    ただ「近況報告」は……私は中々傾いた女子なのでふんふんと頷きながら読めたけど、趣向が合わない人にとってはどうなんだろう。楽しめるの?っていう疑問が一つ。苦笑

  • 短編集だけど、トリックも中身も濃ゆいです。

  • 「舞踏病」が特に面白かった。御手洗の変人ぶり炸裂+石岡くんの苦労っぷりがまた…。うす汚れた御手洗に抱きつかれて「やめろよーっ!」と悲鳴をあげる石岡君可愛いよ石岡君。
    しかし後書き(?)の座談会は何なんだ…

  • 「鳥人間」「騎士」「御手洗」。短編集。御手洗の変人ぷりが楽しめます。

  • 人間は飛ぶ事ができると信じる男の奇妙な死「山高帽のイカロス」、1人の女性を取り囲む男性4人、彼らの過去にあった事件は?「ある騎士の物語」、夜な夜な奇妙なダンスをする老人「舞踏病」、そして、御手洗氏たちの近況を書いた「近況報告」
    またまた難事件をするりと解決する御手洗潔と友人石岡が活躍する。御手洗の医学面の博識さと人に対する愛情に驚かされた。

  • 御手洗シリーズの短編集はどれも面白い。
    読みやすいし、だらだらせずさくっと直球勝負、かつ上手く捻られてて良い。

  • タイトルはこういう意味が含まれていたのか、と読みながら思った。御手洗さんと石岡くんの日常が載っているのを読んでみると面白い。私は二人セットで好きだなあ(雰囲気とか)。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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