闇の底

著者 :
  • 講談社
3.53
  • (34)
  • (101)
  • (145)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 553
感想 : 105
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062135283

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正義って何なんだろう・・・と考えさせられる内容でした。

  • 決してなくならない、幼い子供が犠牲となる性犯罪。犯罪が起きると、サンソンによる、過去の犯罪者への制裁が行われる。いったい誰がサンソンなのだろうと、ドキドキしながら読み進めると、うまく裏切られてしまった。誰の心の中にもサンソンは存在しているのかもしれない。最後、何か、悲しい余韻が残るのであった。

  • 2007/9/2

  • あ〜面白い。。。
    テレビの力とか警察24時とか好きな私にとっては面白い★
    天使のナイフも良かったけどこっちの方がいいかも!
    毎回埼玉が舞台なのね〜
    誰が犯人か最後までドキドキでした♪

  • 少女への性犯罪事件を起こした前歴者たちが次々と殺されていく。
    犯人は、犯行声明を送りつけ、世間を惑わせる。

    罪を犯した男たちに制裁を加える、という犯人。。。
    果たして、彼は、悪を成敗する正義の味方といえるのか?

    完全犯罪を成しとげた男。。。
    それは、罪の償いといえるのか?
    それとも、自己満足でしかないのか?

    こんな完全犯罪の方法もありなんだと。。。
    面白く読むことができた。
    帯のコピーが、読書欲をそそります。

  • 予想外の犯人に驚きました。こういう結末だと思っていなかったので、最後まで飽きることなく読めましたが、読み終えて何とも言えない気持ちになりました。

  • 少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が首なし死体となって発見される。身勝手な欲望が産む犯行を殺人で抑止しようとする予告殺人。狂気の劇場型犯罪が日本中を巻き込んだ―。絶対に捕まらない―。運命が導いた、哀しすぎる「完全犯罪」
    。「死刑執行人、サンソン」を名乗る犯人の正体と真の狙いは何か!?
    テーマが重く、前科歴のある人物が出てくるたびにその姿に吐き気がしそうでした。
    サンソンはあの人だろう、と思っていたラストのどんでん返しにはひたすら「やられた!」と思いました。
    小説だと解ってはいてもこんな事件は起こって欲しくない。

  • 前半は思いっきり某ノート

  • 人それぞれの苦しみが描かれている。
    犯罪の場面もリアルで吐き気がするほど。
    テーマも重く、暗い話だけど、
    読み終わった後、色々考えさせられてしまいました。

  • 少女を狙った性犯罪事件という重たい内容。死刑執行人サンスン。彼は一体、何者?そしてサンスンと長瀬刑事の運命(!?)の巡り合わせ。グイグイとこの話の魅力に引き込まれました。

全105件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』、『悪党』『友罪』『神の子』『ラスト・ナイト』など。

「2023年 『最後の祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

薬丸岳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×